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藤井風に学ぶ「抜く」方法

今日も今日とて藤井風。

9月4日土曜日。横浜の天気は曇りのち雨。10月上旬並みの気温で、少し肌寒く長袖や上着が恋しくなった。

そんな中、藤井風が行ったfreeライブ。

https://youtu.be/4VUKDx0wfwY

本当は有観客で行い無料で招待するという企画だったが、この状況下で無観客で行わざるを得なかった。約7万人が収容できる日産スタジアムに彼一人。あるのは芝生とピアノだけ。そんな状況でライブは始まった。

スタジアムの中心にポツンと置かれたピアノ。そのピアノを弾く彼の姿。最初モノクロだった映像が彼の音楽と共に色づいていく部分はこれからの世界が明るくなるように、そんな願いが込められているような気がした。

途中、雨が容赦なく彼とピアノを濡らしていく。でも、彼は雨など気にする素振りもなく、楽しげに、時には祈るように歌をうたっていく。濡れたピアノを拭きにきてくれたスタッフの方にお礼を言ったり、「疲れてませんか?」と、カメラ越しの観客を心配してくれたり。約18万人が視聴しているというのに、すごく自然体ですぐ隣にいるような気分にしてくれる。

彼がライブの中でもはなしていた「俺たち兄弟やし、うちら姉妹やし。みんな一緒やで」という言葉は印象深かった。誰かと比べたりせず、今の自分を認める。自分と同じように相手も大事に想う。このマインドは彼の父親や、尊敬しているマイケル・ジャクソンの影響が強いのだろう。

「お昼寝しましょ」と言って雨の降る中芝生にゴロンと寝だした時は流石に風邪をひかないか心配したが、彼にとっては大地を抱きしめ、恵の雨を受け取るという、ごく自然なスタイルなのかもな、とおもった。

1時間という短い時間だったが、今回のライブも、チーム風の挑戦と彼の素晴らしい歌を堪能出来る素敵な時間になった。何度でも見返したくなるこのライブがYouTubeで無料でみられるなんて。本当にありがとう。











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