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「さんりんぼう」って何だろう?

先日カレンダーを見ていて、ふと気になったこと。それは「三りんぼう」という表記。

カレンダーに大安や仏滅などの六曜、立春や夏至などの二十四節気が記されていることは知っていました。
そのどちらにも属さない「三りんぼう」とは…?
調べてみました。

さんりん-ぼう【三隣亡】
暦注の一。この日に建築をすれば火事を起こし、近隣3軒を焼き滅ぼすといって忌む

デジタル大辞泉

近隣3軒を滅ぼす(亡ぼす)から「三隣亡」。もう字面からして不吉な感じがしますよね💦

でも一口に「建築」と言っても、一日で家が建てられる訳ではないので、何が駄目なのか。
もう少し調べてみました。

この日は,十二支の活動が凶変するといわれ,建築,とくに普請始め,柱立て,棟上げなどをすると,後日になって火災を起こし,その災禍は,三軒隣にまで及ぶとされることから,三隣亡の名称が出た。

改訂新版 世界大百科事典

普請始めは、家の建築や修理を始めること。
柱立ては、家屋の建築で初めて柱を建てること。
棟上げは、家の基礎工事が進み、木材を使って家の枠組みを組み始め、一番最後に屋根の一番高い場所に「棟木」と呼ばれる横木を取りつける時点のこと。

要するに、家を建てるにあたって節目となる行事、儀式をこの日に行なうと災いが起きるとのことのようです。

こういった迷信のようなものって意外と残っていますよね。
例えば…
仏滅に結婚式を挙げない
葬儀は友引の日を避ける
など。

私自身学生時代、結婚式場や葬儀屋でアルバイトをしていたこともあり、そういう考え方が知識として植え付けられています😅
今でこそそういったことをあまり気にしない人も増えているかも知れませんが、何となく避けるという人もまだまだいるのではないでしょうか。


個人的には、大安だろうが、仏滅だろうが、三りんぼうだろうが関係ない、出来る時に出来るようにしたらいいと思っていますけどね😊

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