『毒展』に行ってきました!
本日、国立科学博物館で開催中の『毒展』に行ってきました!
国立科学博物館、通称『科博』。大好きな博物館なのですが、昨今の情勢で予約を取らないと行くことが出来ない(※現在は当日券も取れるようになりましたがそれでも数は少ないみたいです)ようになってからこういった展示に行くことにひどく腰が重くなってしまい…行きたいぞ、行くぞ、と思っていた特別展を2回くらい逃していた身でした。
今年は気になった展示はまず行くぞ!という気持ちと、図録が装丁オタク的にも最高という噂を聞いて、やっと予約取って行ってきました。
最高でした。
毒性植物に興味を持って少し調べていたことがある(創作に使うためです)程度で、知らないことだらけであることにウキウキワクワクしながら廻っていたのですが、いやあ、良かったです。
毒のないものなんて、本当はこの世にないんじゃないか…と思ったくらい…
毒というものを本展のために定義づけて扱っていることも、それを踏まえた上で『用法・用量によって毒にも薬にもなる』ものと繰り返し案内していることがまずすごく良かった。
これはこっちの話ですが、そういう創作やりたかったなとふと思い出しました。
以下ちょっとビビッと来たものを箇条書きで簡潔に。
・開始すぐに紫陽花出てきて一人で頷いてしまった
・ドクゼリってあんな可愛い花咲くんですね…いやはや…
・『毒』展なので当たり前なんですけど、症状が普通にしっかり(嘔吐症状とか死に至る)と書かれていて、ずっとくらくらしていました。純粋にこわい。
・シュミット指数というものをはじめて知ったんですが、イグノーベル賞を受賞というので「そんな面白い研究なのか〜」と気楽に読んでたら解説文が恐ろしすぎた。研究者こわい…
・こわいけどタランチュラホークはめちゃかっこいいと思いました 青い蜂…
・実物のカエンタケを拝める日が来るとは!!(興奮)
・実物の辰砂を拝める日が来るとは!!!!(大興奮)
・人間が作った毒の項目にマイクロプラスチックを入れていたのが良かった
・『毒の盗用』にびっくり。特にヤマカガシ。用法の違う2種の毒を持っていることになるのか…
・音声ガイド、中村悠一さんのお声がすごく良かった…覇穹封神演義に囚われているので最初から最後まで楊戩の声で聞こえていました
3時間くらいで見終わったかな。情報いっぱいでくたくたです。
科博はレストランもとっても良いのですが、大概めちゃ混んでて諦めてしまうのですが、今日はお昼からずれていたので行けました!
最高でした。
レストランの窓から見える鯨の全身骨格を眺めながら食べる、恐竜の足跡型のハンバーグ。えっこんな幸せでいいのか
…で、実はもう一品、毒展限定メニューのルビーチョコレートドリンクも頼もうとしてたんですね…ハンバーグプレート結構しっかり量あるし、でもせっかくの限定メニュー、甘いものも飲みたい…食べ終わるまでに決めよう…なんて思って意を決してメニュー開いたら品切れしてました…3分くらい前あったじゃん…
科博レストランのメニューは品切れします。皆さん迷ったらお早めにご注文を。
帰りに少し常設展を。地球館うろうろしてたらあっという間に閉館時間になってしまいました。特設展と違っていい具合に人もまばらで、見たいものしっかり見られるなあ〜なんて思ってたら恐竜化石のあるB1Fだけめちゃ混んでて笑ってしまった。みんな恐竜好きですね!私も大好き!!🦕🦖
3月からの恐竜展は鎧竜が看板背負っていると聞いてドキドキが止まりません
グッズは図録と毒まんじゅうを購入しました!
図録は、あの、最高です 装丁オタク大喜び
ハードカバー・角丸・全面銀箔…くらいまでしか事前情報で知らなかったんですが、えっなんですかこれベルベットPP?みたいなすべすべ
あとなんですか 章はじまりの黒いページ 全面印刷に白で抜いてるのかと思ったら黒い紙(ラシャ?)に銀インク???
中身も特別展を網羅しているみたいで嬉しい
そういえばスベスベマンジュウガニもいましたね(すべすべ)
毒まんじゅう、家族に大好評でした。もちろんとても美味しかった!毒は入ってないですよ!!
というわけでほんとに大興奮、大満足の一日でしたー!行けて良かった〜!!
ちょっとこういう知識の欲求?そういったものが足りてなかった気がします。インプット楽しい!地球を知ることは楽しい!でもすごくこわかった!
自分にとっての『毒』とは、なかなか言い表すのは難しいですが、『用法・用量次第で毒にも薬にもなる』定義づけが大前提となるならば、畏怖の対象であると同時に憧れでもあるのかなあと思いました。使いこなしている生物全員、すごいことしていると思います。
毒展は2/19(日)までの展示です!気になっている方はお早めに〜!