【Day29】 教育_2016.09.10

今日は、エクアドル人の子と国の学校教育について話をした。

エクアドルでは、お金のない家庭の子供は小学校すら通えないらしい。もし、通えたとしてもPublic schoolとPrivate schoolでは全くレベルが違うらしい。Private schoolの方がやはり高等教育を受けることができるらしい。しかも、自分が一番衝撃を受けたのは所得の差によってクラスが分かれるということ。それっていいのかな。しょうがないことなのか。授業の内容が変わるのかはわからないけど、お金で教育を買うってことだよね。確かに、教育にはお金がかかるからそういうこともあるのか。彼いわく、それでいて学校の先生たちも教育に対して積極的ではないらしい。だからこっちにきて驚いたといっていた。

この話をしながら、いかに日本の教育が恵まれているかということを痛感した。日本では、小中学校は義務教育であり、それは子供たちの権利として国民全員に与えられている。しかも、親には教育を受けさせる権利まである。こんなに恵まれているのに、授業中に居眠りをする日本の学生。それに関しては自分も人のことは言えないけど今考えればなんて失礼なことをしていたんだろう。先生にも、ほかの国の人に対しても。UWCでは80分という長い授業にも関わらず寝ている生徒なんて一人もいない。それは、こういう背景を持った生徒もいるし当たり前のことなんだね。

日本人は、自分たちが今いる環境をもっと自覚するべきだと感じた。当たり前のように学校にきて、みんなと机に座り、平等に授業を受ける。これは、日本にいると当然のことだけど世界的に見れば恵まれていることなんだって。もちろん、コンビニの横においてある募金箱に募金して難民の助けになる行動をするというのももちろんいいことだと思う。でもそんなことしなくても、今自分たちがいる状況で一生懸命生きる。そういうことから始めることが、今の日本の学生ができることだと感じた、何気ない会話だった。

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