ばあちゃん、ミュージシャンを捜す

小説原案として

昔ライヴハウスに通っていたばあちゃんが介護士の手を借りてかつて大好きだったミュージシャンに再び逢いたいと大捜索をする話。今は認知症を患い、車椅子、介護施設で暮らす。いつもはぼんやりしているが、ふと流れてきた洋楽に耳を傾けて話し出した昔の思い出。そこにはかつて見たことのないばあちゃんの熱い想いがあった。
もう一度逢いたいと願うばあちゃん、その期待に応えようとする介護士。
果たして再開は叶うのか。

エピソード
1.熱血介護士が動いた。
夜勤明けでも、入りでも構わず大捜索を始める。手がかりはあるのか?
2.写真は昔のものしかない。50代のはあるはずと探すもネットにない。映像を老化させるしくみで現在の顔を作る。大体、生きてるのかすらわからないのに。
3.施設に偶然訪ねてきた昔のライヴ仲間。唯一の証人。
4.大切に持っている一枚の写真。ライヴハウスで一緒に写る唯一の写真。
5.昔撮りためたスマホ内の写真。壊れかけたスマホの写真が最新の技術で再現される。
6.唯一のハグ。握手は何十回としたが、ハグはたった一度のみ。その熱い想い出。
7.名前を呼ばれたことがない。たくさん話をしていたのに、何故か名前を呼ばれたことが一度もない。その訳とは?
8.イーグルス、の、トリビュートバンドらしい、あくまで曖昧に。
9.ネットでの大捜索。
clubhouseへの侵入、ハッカーか?と怪しまれるも、やがて事情がわかると面白い、探してみよう、となり業界人が見つかる。確か息子がミュージシャンになっているはず。
業界人をも巻き込んでの大捜索となる。

ラストシーン
夢の中。
人生2回目のハグ。
憶えてますよー。
うそ。あなたは昔から嘘をつく時、ムキになる、変わってないわ。

ハッピーエンドな結末としたい。

#創作大賞2022

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