語学オタクのアラ還主婦のスマホひとつで海外旅行〜其の十四〜
こんにちは。ペーパーガイドのフランス語勉強中のGerryです。
「スマホひとつで海外旅行」もそろそろ終わりが見えてきました。
ロンドン🇬🇧からパリ🇫🇷へ〜Episode 2〜
ヴェルサイユ宮殿
アラ還主婦のGerryは「べルサイユのばら」〜通称べルばら〜世代です。
フランス革命前後のフランス王妃、マリー・アントワネットと架空の男装の麗人オスカルを軸とした壮大な物語。当時小学生だった私も友人たちもみんなこの漫画を読んでいました。
高く結った髪、ボリュームのあるドレス。ノートに真似をして描いたものです。ま、絵心がなかった私の絵は何度描いても全然上手にならなかったのですがね・・・。
その物語の舞台となったのがヴェルサイユ宮殿です。モノクロの漫画で読んでいたのですが、その絢爛豪華さは伝わってきました。エジンバラ同様いつか私もここを訪れてみたい、そんな風に思いながら漫画を読み耽っていたものです。
あれから50年弱。これまで2度フランスには行っているのですが、時間の関係でヴェルサイユまで行くことができずにいました。
今度は行ける!しかも、現地ガイド付き(友人をガイド扱い)!
夕食の後、ネットでヴェルサイユ宮殿の入場チケットを予約し、スマホに入れました。
宮殿内と庭を見学できるチケットです。アプリをDLすれば日本語の音声ガイドを聞くこともできます。
というわけで、友人に甘えっぱなしなのですが彼女のクルマでヴェルサイユ宮殿まで行くことになりました。バスが無期限のストライキ中で、最寄駅まで行けないものだから彼女を頼るしかなかったんです。休みを取っててくれて本当に助かった!
宮殿内を見学
もうね、言葉が出てこないです。広すぎ、豪華すぎ、お金かかりすぎ。
というのが全ての場所について言えることです。宮殿が建てられた1623年といえば、徳川家光が征夷大将軍になった年。紙と木と石で作られた静謐な美しさを誇る日本のお城とは違い、石とガラスと金属で作られた宮殿には、目も眩むような豪華さがあります。
とにかくどの部屋を見てもキラッキラしているんですよ。天井はものすごく高いし。お部屋も広い。窓も大きい。
でも、部屋が広すぎるだけが理由ではないと思いますが、なんとなく寂しさも感じます。美しすぎて逆によそよそしさを感じてしまう。冬はうんと寒いんだろうな。
宮殿と庭を合わせると1000haにもなるそうですが、当時はこの10倍は広かったようです。こんなところに住んでいたら、そりゃ庶民がどんな暮らしをしていたかなんて想像もつきませんよね。
だから国家の体制を変えようとした市民たちが中心となって革命を起こしたというのも頷けます。宮殿の外側だけ見て中がどんな風なのかは想像に難くありません。こんなものに高い税金を払わされていたらそりゃ誰だって怒りますよ。
いいか悪いかは別として、今でもちゃんと国家に物申すフランスの人たちは、自分たちの権利を守るためにストライキを起こしますよね。私がフランスにいた間もパリ郊外を走るバスが無期限のストライキ中でしたもん。
さて、宮殿の中をざっと見たあとはこれまた広い庭園へ。見渡す限り庭でした。
petit trainという園内を走る列車やレンタル自転車などを利用して回ることもできます。私たちはあまり時間もないということで、適当に辺りを歩き回ることにしました。晴れてて気持ちよかった!ピクニックしたい気分。
池があり、噴水があり、あずまやがあり、ステージがあり、迷路のような幾何学模様の植え込みがあり、広いけれど色々と仕掛けがあって見ていて飽きません。日本の枯山水といった庭園とは違う賑やかさがあります。
400年間よくぞ残ってくれました。コンピューターもなく、大した重機もない時代にこれだけのものを作ったって、本当にすごい。王様の命令には絶対服従ですからね。とてつもない権力を持っていたんですね。エジプトのピラミッド並みにすごいなぁと思いました。
ヴェルサイユ宮殿の次はルーブル美術館へ行く予定なので、午前中いっぱいをここで過ごし、ルーブルへ移動することに。
途中で車を置いて電車に乗りました。
さぁ、お次はルーブル美術館とノートルダム寺院です。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。後もう少しだけお付き合いください。
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