見出し画像

生梅飴 (エクストリームペースト愛)


ごく普通の(なんの面白みもない)砂糖味の飴の中にペースト状の梅肉が入っている。飴をしばらく舐めていると、中心部のペーストが徐々に出てきてハーモニーが楽しめるというのが基本の形。
ペーストといってもジャムに水飴を混ぜたようで糊のようなペタペタ感(昔の駄菓子みつあんずのあんずを包んでるネチャネチャした何かに近い)。粘度があるから溶けながら喉に残ってくれる。食感最高。ペーストの味は甘酸っぱく塩気もありベストバランス!はっきり言って100%ペーストの為に買ってる。ペースト愛。

ペースト愛の人間からすると飴(繰り返すけどマジでなんの面白みもない砂糖味)は栗で言うイガ、サザエでいう殻。ペーストを外敵から守り抜いてくれている事には誠に感謝申し上げるけど、、砕くまでよ。

飴を口に入れたら歯で噛み砕いて、飴をティシュとかに取って捨ててペーストだけを食べてる。噛むのも、ただ強いとペーストがある中心部まで歯が到達してしまい、ペーストの粘着に飴の破片が絡め取られてジャリジャリになり台無しになる。当選弱い噛みではペーストに到達しないしでコツがある。
中学生でこの食べ方を発見し、最短でheavenだからハマって、以来ずっと家ではこのエクストリーム食べ。
しかし飴を噛み砕くにはリクスがつきもの。何度も顎をおかしくしたり、口の中を切ったり、歯を折ったり欠けさせた。飴一個から採れるペーストはわずかだから次々に何個も食べてしまうので、顎と歯に負担をかけてしまう。大切な人がやろうとしたら止める。

変な事を言ったけど、どんな食べ方をしても、ペーストの甘・酸・塩バランスの良さや粘度を楽しめると思う。昔は同じタイプの飴が何種類も売られていたけど、大半は消えてしまったようだ。生梅飴はロングセラーで有り難い。今はさすがに半年に1度くらいしか食べなくなった。

そこまでして食うなよだよな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?