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意味もなく 言葉を書いて
揺れながら 今日を生きてく

届けたい 言葉はあれど
手紙にさえなれぬため息

移りゆく 季節の色の
彩りも遥かに霞む

あんな日は 二度とあるまい
あんな日は 二度とあるまい


追伸
フォローさせていただいている方の長歌の作品を見て、私も書きたいと思って書いてみたのですが…
結果的には五七調の定型詩になってしまいました。

『源氏物語』が好きで、最近は「幻」の巻について調べていました。
書いている最中はそんなつもりではなかったのですが、書き上がったものを見ると、無意識のうちに作中の光源氏の心情と重ねているような気もしました。
紫の上の手紙を焼いた時の彼の心痛は如何ばかりであっただろうか…

読んでいただき、ありがとうございます。 良ければまたいらしてください。