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手帳の話 ~シンプルなトラベラーズノート~

2020年4月半ば、リモートワークを週2~3日くらい行うというのが決まり、作業用の机と椅子を購入した。
リモートの後は、動画編集、ライターとしての作業を行うため折りたたんでどこでも移動できる机と椅子のセットを探していたのだ。
ちゃんとした木でできており、机の大きさもちょうどいい。
椅子も丸椅子ではなくしっかり座れるようになっている。

コスパもよく、残り1個をGETできた!


机と椅子が届き、デスクトップパソコンを設置するとちょうどいい大きさ。
これで作業がしやすくなると思った矢先、
コロナの感染防止予防で、会社は12日間の休業に入った。

結局、新調した机でリモートワークを行うことはなく、デスクトップパソコンをただ置いただけだった。

そのデスクトップも昨日着払いで会社に返却し、この机で自分のノートパソコンで作業をするのは、今日が始めてだ。
今まで、低いテーブルでやるしかなかったが、机の前で椅子に座って仕事ができるのは快適だ。

集中できるし、足が楽だ。

机を本棚の横に置いていたので、机に向かってブログ15日目のチャレンジをスタートしたころ、以前買った手帳が目に入った。


【トラベラーズノート】

ほぼ日手帳一筋だった私が、7年前に手帳好きの仲間のコミュニティーをFacebookを見つけ、初めて参加した。

たくさんの会社がいろんな個性あふれた手帳を出しているが、参加した手帳グループで話題になっていたのが、トラベラーズノート。

黒、茶などがあるが、その時に手帳グループの話題は「青トラ」と呼ばれる
ネイビーのトラベラーズノートだ。

人というのは不思議だ。
私は、ほぼ日以外は興味がなかったが、トラベラーズノートの話題がひんぱんに飛び交っていると欲しくなってしまう。

「聖地に行ってきた」
「聖地では売り切れだったから〇〇でGETしました~。残り〇個だから予約してお迎えに行ったほうがいいです~!」

聖地ってなんだ? 
どこのことを言ってるのだ?
迎えに行くって……???


トラベラーズノートだけではなく、フランクリンプランナーを使っている人も聖地に行ったといっている…

頭をかきむしりたくなるくらい意味不明の言葉が飛び交っている。

これは手帳語なのか?

おそるおそる聞いてみた。
「すみません、皆さんが言ってる聖地ってどこの事ですか? これを扱ってる店の事ですか?

すると優しく回答が返ってきた。
「トラベラーズノートの聖地は、中目黒にあるトラベラーズファクトリーですよ。
フランクリンプランナーの聖地は、八重洲地下街にあるフランクリンプランナーのお店の事です」

なるほど! 
それからは、しばらく得意げに聖地という言葉を使い始めたことは言うまでもない。


【トラベラーズノートのコンセプト】

「手にとって旅に出たくなるノート」
というコンセプトがあるようだ。

トラベラーズノートの作りはいたってシンプル。
手帳を開いたところ
   ↓


飾りも、ポケット、何にもない!

中に入れるノートは種類がいろいろあり、自分風にカスタマイズできるのが魅力だ。
始めはトラベラーズの専用ノートを挟んでいたが、どうもしっくりこない。


何気なく、専用ノートと同じ大きさのカクリエを挟んでみたところ、しっくりくるではないか!
それからはもっぱらカクリエを挟んで利用している。

トラベラーズのカバーは、赤などの色がない。
そこで、カバーを作ってくれるところがあるか探したら、あった!!
同じシンプルな形で、好みの赤でちょうどいい。
値段も手ごろだ。
ゴムも赤と希望を出し、注文通り出来上がった。

赤い手帳カバーはモチベーションが上がる。
しかもハンドメイド!

手に持った感じ、大きさもちょうどいい。


【長男に手帳のプレゼント】

長男と話していた時、カバンから出したノートをみて驚いた!
100均で買った子供用のお絵かき帳。
表紙にはかわいらしい絵がついている。
悪くはないが、ビジネスマンが仕事の打ち合わせなどで手帳の代わりにお絵かき帳を出してきたら…。


長男の誕生日に手帳をプレゼントすることにした。

どの手帳にするか悩んだあげく、やはり長男の性格からすると、自由度の高いものの方がいい気がした。

ほぼ日手帳も自由度が高く好きなように使えるが、長男の雰囲気には合わない。

長男へプレゼントする手帳は、
・カバーはシンプルで、ぎょうぎょうしくないもの
・革でできているが、軽いもの
・おしゃれでかっこいい
・リフィルが自由に選択できるもの。

上記の条件に満たすものはトラベラーズノートしか思いつかなかった。
長男に何色の手帳カバーがいいか聞くと茶色というので、茶のトラベラーズノートに決まりだ。
中に挟むノートもいくつか用意して誕生日にプレゼントした。

手帳はとても気に入ってくれたらしく、最近まで大切に使っていたそうだ。


手帳によって個性が違うので、使い心地のいい手帳に出会うと、手帳が相棒になってくれる。

私にとっての手帳はもはやただのスケジュール帳ではなく、大切な相棒であり、パートナーであり、心の友である。


9月になると来年の手帳をどうするか? 考える時期に入る。
どのように使うか、どの手帳に何を記録するか…
今は使い方が決まっているが、決めることといえば、来年用のほぼ日のカバーをラインナップの中から選ぶことが大切な行事だ。

トラベラーズノートは、今のところお休みさせているが、そのうち出番が来る時のために大切に保管している。

もし、トラベラーズノートが気になる人がいれば、中目黒の聖地であるトラベラーズファクトリーに足を運んでみてはどうだろうか。
おしゃれな空間で、ちょっと変わった小物たちに出会えると思う。

普段使っている手帳をカスタマイズして、大切にそばに置いてほしいと思う。


発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ。
マルセル・プルースト(フランスの作家 / 1871~1922

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