別荘購入放浪記1

去年の年末に車が欲しいと思い立って、今年の1月に20年ぶりに自家用車を購入した。そうしたら、案の定行動範囲が広がりまくって、今年の夏は色々なところに母娘弾丸旅行に出かけた。

そうしたら、こんどは別荘が欲しいと思い立ってしまった。私の年収はたかだか数百万。身の丈に合っていないのはわかりきっている。
故郷はコンクリートジャングル、もちろん虫は大の苦手。でも、山間の静かな場所でひと夏を過ごしたら、猫と離れて旅行をするのもさみしいし、週末だけでも都会を離れて静かな暮らしがしたい!なんなら老後は兼好法師さながら、庵を構えて隠居したい!という気持ちが成長スパートを迎えた少年少女よろしく、いつの間にか私の心を支配するようになっていた。

これはきっと、ある種の現実逃避でもあるんだと思う。
最近仕事がつらいんだもの。倍増していく心労に減退していく体力。起きているのがやっと、みたいな状態で子どもたちの相手をすることもある。学校ってものすごくにぎやかな場所だから、ものすごく静かな場所をもとめているんだと思う。
そして、あわよくばリモートワークできる職種に転向して、山の中で細々と・・・・と夢と野望は広がるばかり。

まずは場所探し。

静かな場所を求めているので、軽井沢は最初から候補にすら入れなかった。
そして調べてみると、別荘地(管理別荘地)って全国各地に無数にあるのね!でも、ネット検索で出てくるところはものすごく限られているのね!ダイレクトに別荘地の名前を知っていないと、検索すらできないレベルで大小さまざまな別荘地が存在していることを初めてしった、40の秋。

今のところ、第一候補は山梨と長野の県境のあたり。このへんは、晴天率がものすごく高いし、災害(地震や風水害)のリスクも少ない。何より静か。ただ、将来定住を考えたときの利便性はすこぶる悪い。

第二候補は、安曇野。
北アルプスに囲まれた生活っていいよね~ぐらいの軽い気持ち。夏の岩岳とか最高。ただし、東京から遠い。3時間ぐらいかかる。これでは通えなくなる可能性も・・・・。

第三候補は、那須。
那須高原は、ゴルフ場もスキー場もあって、街も充実していてかなり便利。定住もできそう。それでいて、平成の森みたいなかんたんなハイキングコースを備えた場所もある。ただ、静かなのは別荘地内だけ。町はめちゃくちゃにぎやかだし、子どもも多いし、なにより渋滞・・・・。メインストリートにほとんど行かないのならばいいかもしれないけれど、あの車通りの多さはちょっと・・・・。

第一候補の場所は、あまり物件がでていないもよう。先日気になるものをみつけたので、月末見に行ってみる。ちなみに不器用だし家族に男性いないし、自分でリフォームは難しいだろうな。


あとは、行き来の渋滞問題。関東近辺で中央高速が一番渋滞するって噂も。そこんところはどうなんだろう。

山中湖あたりも気になってはいるのだが、富士山が噴火したら終わりなのか?と思うと今一つ手が出ない。

別荘購入は、買うまでが楽しい、と私の恩師が言っていた。最近別荘のことで頭がいっぱいで他のことを考えられなくて困る説もあるけれど、しばらく楽しんで探すのだ。

つづく。

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