花札というゲームシステム
「札が季節を表す花」「ターン制1月から12月までで数える」
面白いボードゲームはたくさんあるけれど、この2つがとても新鮮だった。ゲームとは全く関係ない部分で、季節を感じられる。学べる。
ゲームとは関係ないところで、「11月のおじさん」とか「8月だしそろそろ本気だすか」とか、自分たちだけの流行語が生まれていく。
トランプだとこうはならない。トランプのほうがいろんなゲームに対応できて、カードとしては優れていると思うけれど、抽象化ではなく、季節という具体を札に宿すことで、とっつきやすさと会話の誘発を作り出している。
記号一つをとっても、何を選ぶかによってゲームのプレイ感が変わる。メッセージが変わる。そんなことを学んだ正月休み。