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新たな試練・スロースイング(「ゴルフ侍道場」#4)

ゴルフ道を極めるようとするための修験者たち(串間さん、新原さん)の修行が始まって約1ヶ月半が経過しました。

お二人の修行開始までの経緯は下記の過去記事をご覧ください。

今日は、修験者の一人、新原さんの修行状況をレポートします。

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フェニックスゴルフアカデミーの井野コーチ(通称:鬼コーチ)によって、目標スコア85切りを課せられた新原さんですが、井野コーチの教えを守って、週3日もしくは4日、自主トレに励んでるようです。

今回は最初の状況からの進捗状況の確認と、場合によっては新たな課題を出すにふさわしいかどうかを判断してもらうべく、再びこの方の指導が入ります!

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フェニックスゴルフアカデミー所属の井野茂樹コーチです。

チェックポイントの確認

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新原さんはショットを打つ時の「右肩の位置」が1つの課題でした。
スタンスに合わせて平行になっていないため、常に平行を意識してスタンスにはいっているようです。

井野コーチも「そういう仕草をいれてるなぁ〜というのはわかります」と温かなコメントをしましたが......

「ただ、今までの右肩が出る動きを、改善しようとして、ちょっとこう頑張って動いてるんだけど、さあ、打ちますよって時に、結局戻してスタートはしてます」

と厳しい評価を下されます。

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一方で、スタンスの幅については

井野「スタンスの幅は結構良くなっていますね。前、広かったですよね。随分。ドライバー打つのかなってくらい広かったんで」

練習の成果を認められました。

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井野「フェースの向きもいいですね。まぁ、結構オープンフェースになるクセありましたけど......」

ここでバニー監督から「ただちょっと思ったのは、7番アイアンしてはボールが前すぎるような気もしたんですが....」との質問が出ます。

それを受けて井野コーチは「ボールのポジションを確かめたい時」の方法として

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井野「そういう時はスティックを1本足しちゃいます」

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井野「今置いたスティックの延長線上にボールを置いてやる。で、ボールのポジションは左の踵内側から約10センチ.....」

と言いかけた途端

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バニー監督の指摘通り、左足の位置がアンバランスな位置にあることがわかります。

井野「(スティックと左足の間が)ボール1個分しか空いてない、これ、あとボール半個分位増やしていいですよ。クラブヘッド1個分が入るくらい。踵でね。そしてそれに合わせて腰もボール半個分ぐらいズラす」

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さらに井野コーチは腰と手の位置の微妙なズレも補正します。

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その結果、できた構えがコレ(↓)です。

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一目瞭然ですね。この構えで「ちょっと打ってみますか」とバニー監督。

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バニー監督、井野コーチ、両者から「ナイスショット」入りました!

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バニー監督「これ......ちょっと構えを変えただけで、どうでした?」

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新原さん「いや......ビックリしました。全然違います。特に打感(打った感触)が」

バニー監督「やはり、構えとかボールの位置とかは大事なんですよね」

井野コーチ「大事です」

バニー監督「自分が違和感あるから、これ変な構えと思ってるかもしれないけど、その違和感が正解だったりするわけですよね」

井野コーチ「あります。逆に違和感がないといけないくらいかもしれない。今はですが」

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新原さんに新たな課題を課す鬼(井野)コーチ

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構えの補正が行われ、その結果、ナイスショットを連発する可能性を見出した新原さんに対し、井野コーチは慢心することなく、新たな課題を出しました。

井野コーチ「アマチュアの方たちは、こう良かった、悪かった、つまりうまく行くときと行かない時の波をどう平行に持っていくか。そのための、ゆっくり振る、スロースイングドリル」

井野コーチはアドレスに入って、スイングして、振り抜ける流れをスロモーションのように実演してくれましたが、これを文章で説明するのはものすごく難しい(どんなに言葉を連ねても無理)ので、下記のYouTube動画をご覧ください。

「素振りだけではダメなんでしょうか?」というバニー監督に対し、井野コーチは

「素振りだけでもいいんですけど、ただね、これ、ちゃんとボールに当たると、すごく気持ちいいんですよ。

で、思った以上に飛ぶんですよ。そういうことを体感することによって、なんと言うんでしょうか......あ、振らなくても飛ぶんだ、ということをまず覚えなくてはいけないと思うんです。

それと、このスロースイングはゆっくりスイングするので、どこをとっても、自分の意識がしっかり、こう、明確にクラブの位置、場所を感じ取りながら練習ができます」

とりあえずやってみようということで、新原さんがチャレンジして、1回振ってみますが......

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まぁ、もっともな感想ですよね。しかし井野コーチは

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「わからないところがわかるのがこのスロースイングです。フォローするとかはわかったんだろうけど、(自分で)トップ(の位置)がわからないからさっき多分、上で行ったり来たりしてたんです。」

バニー監督「自分ではどこに持っていってるのかわからないから、どれが大きくて、どれが適正かというのもわからないままやってたということですね」

井野コーチは新原さんにこのスロースイングを繰り返し実践し、まずはボールを15ヤード飛ばすことを課しました。

しかし、新原さんをこれを1、2スイングで実践してしまいます。

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井野は「今度はもっと遠くの、あのスロープまで飛ばしてみましょうか」

同じように新原さんがスロースイングを実践しますが、今度は距離が出ません。

井野「要するに大事なのは、私の注文通りの動き、スピードをするってことが大事なんで。今のフィーリングを自分でちゃんと感じ取らないといけないですよね。(さっきより指定する距離が伸びたのだから)今よりもスピードがちょっとあがっていいんだから。だから......」

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井野「動き、形はいいですよ。形はいいんでスピード。スピードをコントロールする。ゆっくりだったものが、少し早くなる」

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新たな課題のスロースイングを課された新原さんの修行は、まだまだ続きます。

この模様は下記のYouTube動画でご覧いただけます。

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