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これからもずっとファン

心の底から音楽を楽しんでいるのが伝わってくる。
それが、第一印象だった。


地元の同級生であり、シンガーソングライターの
古屋敷裕大が高円寺でライブするというので地元の友人達と観に行った。
そこでその日一緒にライブをしていたのが、ちひろちゃんだった。

同い年、そして誕生日が近いということもあり親近感があって、この日をきっかけにライブに遊びに行くようになった。
それからしばらくして、ちひろちゃんとゆんちゃんの2人で優しいパンクお姉さんが結成された。

初めてのやさパンのライブ。

ゆんちゃんの音楽に対する熱量がカッコ良かった。

自分たちの内側で感じたモヤモヤや、色んな
ネガティブな気持ちなんかを何も隠すことなくストレートに、だけど愛を持って軽やかに音楽で表現する。
嘘偽りなく全てをさらけ出してるミュージシャンってどれくらいいるだろう?

こんな表現の仕方があるんだ。
自分の中でダメだと思っていた何かが壊れた瞬間。

言葉は入れ物。
どこかでそんな事を聞いたことあるけど、2人の言葉からは、言葉の表面上の意味合いではなく、その奥に込められた愛や願いや想いが感じ取れる。

ずっと聞いていたい。そう思った。


あれから5年経つ。
当日高円寺にあった彦六が国立へ移転してから初めてお店へ行った。

吉岡さんからのスタート。
1つ1つの言葉が、歌声が、すっと心に染み込んでいく。
私の右隣には新潟から日帰りで吉岡さんのライブを観に来た女性。

後半のやさパン。
1曲目にカモミールがくる時が1番好きだ。
やさパンらしさが全開で感じられる。
私の左隣にはいつもやさパンのライブやラジオで
お会いする男性。

前回の6月のライブで会ったばかり、
とは思えない仲の良さを感じる2組のライブ。

子ども達も来ていて温かい空気感に包まれる。

やさパンのライブはいつもこういう空間になる。
音楽に、演者に、お客さんに、お店に、1つ1つ
向き合う姿勢がこの空間をつくっていると思う。

そして、濃いファンの集まり。
ライブ終わり飲みの時間。演者にとってもファンにとっても楽しい時間だ。

私は演者同士が音楽の話をしていのを聞いているのが好きだ。

どんな生き方をしてきて
どうやって音楽と出会って
どんな風に曲を作って
どんな風に歌詞を書いて
どんな風に練習して、リハをして
どんな想いを持ってライブをして
他のミュージシャンとの関係や、
お客さんに対しての想いとか、お店への想い、
そういう裏のところや、心の底にあるものを感じたり想像したりするのが好きで。

何か自分と同じものを感じたり、共感できるものがあったり、生きる姿勢や、見ている世界観が似ていたり、上手く言葉にできないけど、目に見えない想いがどこかで繋がってる、伝わってくる。

だから、元々コミュニケーションを積極的にとるのは好きでも得意でもない所があるせいもあるけど、
こういう時間はひたすら聞き役になる。
ただただ、自分の内側で何かを感じ取っていたいのだ。

今日は、演者もファンもお互いに何かを与えあっているということをとても感じられて。
何度でも何処であっても観に行きたい、と思わせてくれるミュージシャンがいて。
〝この人が来るからライブ頑張ろってスイッチ入る〟って言葉を聞いて。

幸せだなって思った。


さて、月曜からの5連勤を乗りきって週末は地元
八戸へライブを観に。


そうそう、やさパンが結成された時からずっと
待ってることがある。
古屋敷裕大×優しいパンクお姉さん でのライブ。

ずーっと、ずーっと、ずーっと、待ってるのよ

来年こそは…!!と期待をしております。



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