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【鞄持ち日記#4】ランドセル型ビジネスの難しさと使命感を再確認した日

ランドセル型ビジネスとは何か?

”ランドセル型ビジネス”とは、

ランドセルのように商品を買う人と実際に商品を使う人が異なるビジネスモデルのこと。

このランドセル型ビジネスの難しいところは買ってくれる人、つまりお金を払う人に価値を理解してもらえない限り、商品は使ってもらえないところ。

開発者側がユーザー視点での商品開発を心掛けていても購入者にその価値を理解してもらえなければ、ユーザー視点で開発した意味がなくなってしまう。



ひとりの女子高生がくれた言葉

私は今、社長の鞄持ちで高校生を対象とした進路相談プラットフォームのPRを主に担当させていただいている。

実はこの高校生を対象とした進路相談プラットフォームがランドセル型のビジネスモデルで成り立っている。

先日行ったカフェで隣の席で勉強している女子高校生3人組がいた。

声をかけようか悩んだ末、私は彼女たちに声をかけてみた。

このプラットフォームを使ってもらえたらラッキーぐらいの感覚で。


店内でいきなり声をかけたので当然、怪しい目で見られてしまった。

ただ幸いにも、地元の大学に通う現役女子大生ということが彼女たちの不安の払拭に一役買った。

彼女たちにプラットフォームの説明をすると試しに使ってもらうことができた。

そして彼女たちの反応は私が思っていたよりもよく、食いついて質問してくれる子もいた。


翌日、昨日の女子高生の一人からメッセージが届いていた。

LINEアプリ拝見しました!とても素敵です。
進路や進学について調べられるのはとても魅力的だなと思いました。実際の大学生の方々が作っていらっしゃるので、安心して相談したり、利用できると思いました!利用する側として、このアプリの発展、成功を期待しています。

なんとも言えない嬉しさだった。

でも、うれしさだけでは表現できない感情だった。


何がゴールなのかもはっきりとわからないまま模索してきた日々だった。

手探りで当たりを見つけにいく感じ。

どういうカタチが高校生にとって最適なのだろうかと。

ランドセル型ビジネスの最大の壁である、お金を払う人と商品を使う人が異なるという点。これがこのプラットフォームを広める上で障害となることが幾度かあった。

だから、彼女の言葉のおかげで

今までやってきたことに価値があるということを再確認させてもらえたし、

高校生に必要とされるものなのだということを感じることができた。

そして、やはりこれは実現していくべきことなんだと強い使命感を実感することができた。

嬉しいだけじゃない。

決裁者である大人たちにこの価値をまだまだ理解してもらえていない現状に対する悔しさを感じつつ、それでも一つひとつのことをクリアしていくことで実現するしかないんだ、いや、実現しなきゃいけないんだ。

そんないろいろな感情がこみ上げてきた。


だから私は走り続けるんだ。

この使命感と彼女の言葉を裏切らないために。

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