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WHAT'S HEALTHY?

高校生のときに、保健の授業で、

健康ってどういう状態?

と先生に聞かれたことがあった。

生まれてこの方、大病を患ったり、大怪我をしたり、ひどく心を病んだりしたこともなかった私は、

病気や怪我でない状態

と答えた。

そう答える私に先生が教えてくれたのは、WHOが定める"健康の定義"だった。

そこにはこう書かれていた。

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、
肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、
すべてが満たされた状態にあることをいいます。

へ〜。たしかに、病気やケガじゃなければ健康だとは必ずしも言い切れないかもしれないな。

当時の私はそんなふうに感じる程度だった。

LIVE IN THE PRESENT

WHOの健康の定義の是非自体は置いておくとして、この定義は私に"健康"を考えるキッカケをくれた言葉だった。そして、大病や大怪我なく、精神的にも安定している(と思われる)今の状態や、"健康"に育ててくれた親に感謝する機会となった。

今年の夏にある起業家に出会った。

彼は人間の回復力や運動に関しての研究開発を行っている方で、いわばヘルステックの第一人者。

そんな彼が起業や発明、はたまた人生において、もっとも大切にしていることがあるというのだ。

LIVE IN THE PRESENT 
今を生きる

彼はこう話した。

多くの人はたくさん働いて"健康"を失って、
そこで稼いだお金で、"健康"を買っている。

健康になるために、健康を失って働いているんだよ。

滑稽だと思わないかい。

過去を振り返り、過去に囚われ、未来に一喜一憂し、
今を生きていない人が多い。

そうして、亡くなるときには、
ああすればよかった、こうすればよかった、と
自分の人生を振り返っては嘆く。

今を生きることが大事だと思わないかね。

常に自分に問いかけるんだ。

HOW I FEEL EVERYDAY
自分は日々どう感じるのか

この質問に対しての答えが自分で納得できるものなら、
君はいつだって幸せなんじゃないかな。

僕は毎朝、子どものような気持ちで朝を迎えることが最高に幸せなんだ。

人生の哲学や幸福論にまで広がるお話だったが、このお話が、私が"健康"を改めて考えるキッカケになった。

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、
肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、
すべてが満たされた状態にあることをいいます。

"肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にある"ために、

今を生きて、(LIVE IN THE PRESENT)

自分は日々どう感じるのか(HOW I FEEL EVERYDAY)

を常に自問自答し続けることが、

"健康"に近づく第一歩なのかなと。


"健康"はベスト(best)を維持するのではなく、
日々のよりよくしていく過程それ自体(better)が健康を形作るのかなと。

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