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連続小説「龍神さまの言うとおり。」

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かつて高校時代に龍神さまから聞いたお告げが、いま現実に・・・。 それは、ごく普通の中年サラリーマンに巻き起こった奇想天外なラブストーリーだった。
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#恋愛小説

「龍神さまの言うとおり。」第二話

私立青雲高等学校の保護者会。 教壇に立つ男性教諭の話しによると、PTA役員は、ひとクラス…

「龍神さまの言うとおり。」第三話

二十六年ぶりに再会した高校時代の同級生である恭子は、隣の机に座る洋介を見つめながら、落ち…

「龍神さまの言うとおり。」第五話

上海で偶然にも再会した洋介と恵子は、ホテルのラウンジにあるソファーに座った。そこで洋介は…

「龍神さまの言うとおり。」第六話

愛媛県、八幡浜市の沖合にある大島。それは、合計五つある島々の総称である。北から、粟ノ小島…

「龍神さまの言うとおり。」第七話

新宿中央公園にあるカフェのテラス席。洋介は、二十六年前の高校時代を思い出しながら、改めて…

「龍神さまの言うとおり。」第八話

「大変だったね。同情するよ」 新宿中央公園のカフェテラスで、恭子が体験した辛い過去の話し…

「龍神さまの言うとおり。」第九話

歌舞伎町の中でもシックな雰囲気のあるラブホテル。そのエンストンスから中に入り、指定した部屋の階でエレベーターを降りた二人は、無言のまま、その部屋へと向かった。 洋介がドアを開けて中に入ると、二人は待ち切れなかったように、すぐさま持っていたバッグを床に下ろし、まるで磁石が引き合うように、お互いの唇を重ね合わせたのだった。 今この瞬間に、ふたりの間を遮るものは何もない。心も体も、その解放感に満たされながら、互いが体の感触を確かめるだけに、今という時間を共有していたのである。

「龍神さまの言うとおり。」第十話

高校時代の同級生である北山恭子と偶然にも出逢い、その流れで同じ日に歌舞伎町のラブホテルで…