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番外編-26、英国プレミア・リーグ・サッカー、アースナルの1ファンが怒る。最終日、ミラクルは起こるだろうか、の巻。

最終日、ミラクルは起こるだろうか、の巻。

【5月19日】遂に来た、最終日。ホームのエバートン戦。

映画<ターミネーター 2>のタイトルを使させてもらう。
今日は<ジャッジメント・デイ>である。
最強のターミネーターも、最終的には最強ではなかった。誰が、<T-800・モデル101型>の様に、最強の<T1000・モデル型>から少年ジョン・コナー(アースナル)を救うのか??
停滞感がある今のプレミア・リーグで、新チャンピオンは出来るのか??。
ヤング・ガナーズは、可能性が残っている限り、最後まで戦う。
使い古された言い方だが、<悔いの残らない>闘いをしてシーズンを終えて欲しいと、1ファンは切に願っている。
そして、何が起ころうとも、最終日までプレミア・リーグを面白くさせたガナーズを、褒めてあげたい。

試合開始。
富安先発。サカはベンチ入りもなくマーティネリが代わりに入る。
COYG(Come on you Gunners) 
Go, Go! West Ham.

エバートン時代の師匠モヤが、弟子のアーテッタを救うのか、或いはもう一人の師匠ゴーディオーラが弟子の気持ちを砕くのか?? 

【6分】富安のヘッダーは大きく外れた。

【~15分】ポゼッションは主にアースナルにあるが、決め手を欠く。
相手キーパーのピックフォードも、ビッグ・セイブでマーティネリのシュートを防ぐ。

【~25分】何でもインターネットで分かる現代。Man Cが2点を既に入れたことを知る。2点を取り戻すのは、ウェスト・ハムには無理だろう。
<T1000・モデル型>は、やはり最強なのか?? 
エミレイツ球場に居るグーナー達は、気落ちしてガナーズに負のエネルギーを送らないで欲しい。
<最終の美>で、シーズンを終える事を望む。
早く先制点を入れてもらいたい。

【30分】落胆のアースナルは、カウンター・アタックをされ、クロスバーに救われた。危ない。

【40分】嗚呼! ❢ゴール。1:0。エバートン。
相手のフリーキックがライスに当たり、コースを変えた。ラヤにはノーチャンスだった。

【43分】ゴール。アースナル。富安。1:1。
ウーデガールがカット・バックで、富安へパス。彼はボトム・コーナーへキッチリ決めた。
そして、嬉しいことに、ウェスト・ハムが1点を返したようで、グーナーに火を付けた。

【45+】1ファン同胞の富安が、チームメイトとグーナーに火を付けた。ガナーズは勝ち越し点を狙い、攻め続ける。

ハーフタイム。

とりあえずは、後半戦で早く追加点を取りMan C にプレッシャーを掛けよう。
ウェスト・ハムよ、頼む。引き分けに持ち込んで! ❢ <アグエロの瞬間>をアースナルに与えて。
アースナルは、エバートンに勝つ以外に道は無い。その道が行き止りでも、進んで行くしか無いのだ。
All for Nothing (どうにもならなくても、全力を尽くせ)である。

後半戦。

【~55分】ハーヴァートのヘッディングが外れた以外、何も起こらず。エバートンのプレーが荒っぽくなってきた。

【60分】嗚呼! ❢ Man Cが、、、。
ガブリエルの負傷で、富安がCDFへ。

【72分】ビッグ・チャンスがアースナルへ。相手が良く守る。

【74分】トロサードのロング・シュートは外れる。

【83分】マーティネリからのクロスをスミス・ロウがシュート。クロスバーに嫌われた。

89分】ゴール。ハーヴァート。2:1。アースナル。
1度は、VARに、ジェズスがハンドボールをしたと見なされ、取り消されたが、そうではなく、ハーヴァートのゴールは認められた。
混沌。

試合終了。
2:1で、アースナル勝利も及ばず、Man C が4連覇。

自滅した22~23年シーズンから、大きく進化したアースナルは、最終日までチャンピオンを苦しめた。
今季もプレミア・リーグ制覇は、夢のままで終わったが、来季は現実になるだろう。
そして、ロンドン市内でパレードしているアースナル・チームが1ファンの目には見える。

アーテッタとガナーズに、楽しい夢を見させてくれてありがとう、と伝えたい。
読者の方々にも、今季もこのコラムを見て頂き、ありがとうございました。

ではまた。
アースナルK (クリエーター名)

他にもマガジンがあります。一気読みできます。
追伸1: サッカーとは全然関係のない、個人的な<徒然草々、ただの英国生活道中記>も書いています。

追伸2:1ファンは、本当のNo9 ストライカーが欲しいと、ずっと書いてきたが、大枚を払って他所から取ってくる必要はないかもしれない。
まだ16歳ではあるが、U16のリバプール戦で、10点を取るという現実離れの活躍を見せた、チドジー・オビ・マーティンが居る。
すでに188cmの身長があり、昔のカヌを思い起こされる。長い足で遅そうに見えるが、脚も速い。テクニックもある。シュートを打つ際のバック・リフトも少ない。ヘッディングもいける。素晴らしい。
すぐに、彼がオシムヘンになれる訳ではないが、シニアのチームに帯同するべきではないかと、1ファンは思う。
バルセロナでは、16歳のヤマルが今季抜擢され、複数ゴールを決めるなど活躍している例もある。
掛け替えのないアカデミーの選手が、他チームに取られるという最悪な事態にならないように願う。
勿論、アースナルU21に居る、もう一人の若手FW、19歳のアマリオ・コージアー・デュベリもキープしておきたい。
1軍経験もあるMF、パーティーノとヌワネリは、出番を求めローンではなく、他チームに行きたいらしい。引く手数多である。

今時のプレミア・リーグでは、育てながら戦って行くのは難しい。
監督の勇気と決断、選手を育てる意思が必要だ。
そういう意味では、1ファンお気に入りだったセオ・ウォルコットを16歳で抜擢、17歳でLSBをして腐っていたガレス・ベイルをFWで大成させた監督、ハリー・レッドナップは素晴らしいマネージャーだった。
何故、彼がイングランドの監督に成れなかったのか、今でも謎である。

冷静に考えると、この追伸2に書いたことは、現実的ではなく多分無理だろう、と1ファンは思う。
しかしながら、当事者でないから、書きたい放題なのは、このコラムの本質であるので、ご了承願いたい。


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