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負の連鎖が止まらない生徒

今、後期末試験を行っています
単位認定に係ることなので、受検してもらえないと単位認定ができない
ということは、うちは単位制なので再履修となります

再履修にならないためには、医師の診断書が必要になります
体でも、心でも診断書が出れば公欠扱いとなり
追試を受けることができます

最悪でも、教室で寝ていてくれさえいればいい
回答も当然大切ですが、そこにいてもらうことが一番大切
そんな仕組みの学校ではありますが
教室からバタバタと出ていき、トイレから戻れない
戻りたくない、保健室に行きたい(養護はいませんが)
など試験を辞退していく生徒が複数名でてきます

登校することも厳しいと訴える生徒ですが
受検してくれないと、単位認定ができずに
再履修、最悪は4年目が確定します
5日間、しかも午前3時間で終わる試験ではありますが
完走できない生徒がでてきます

追試となれば、また学校に来ることになります
診断書を貰うにはお金がかかります
再履修となると、学費が予定以上に高くなります
運よく追試となったとしても、また学校に来るためのお金がかかります
余計なお金だけではなく、労力もかかってしまいます

そんな生徒も運よく3時間完走できた日は
友達とはしゃいで帰っていきます
躁鬱の繰り返しなのかもしれませんが、病院には行きません
何かを解決しようとしてもらえない限り
この負の連鎖は続いていきます

貧乏にならないための教育
生きていく支援を受けることを理解してもらうための教育
何かきっかけを作れたとしても、
登校してくれないので、新しい教養に触れる機会もありません
新しい考え方に触れる機会=自分のチャンスロス
どうやったら伝えられるのか、思いにふけるのがこの時期です

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