見出し画像

早めに春を、少しずつ探してみる

今年の冬は随分と暖冬のようですね。東京の冬は今年が初めてなので例年どんなものなのかよく分かりませんが、日中は随分と暖かいように思います。両親が住んでいる北海道も、祖母と叔父が住んでいる長野県も、雪がとても今年は少ないそうです。生活する身としては暖かいのは良いことですが、雪を観光産業とする方々にはたまったものではないと思います。それでもなんとか、今年もさっぽろ雪まつりが本日4日から開催されるようで、少しホッとしています。

何年か前から、きちんと季節を感じながら、毎日過ごしていこうと思うようになりました。毎日仕事で、同じ時間に起きて同じルートで出勤して、同じルートで帰宅して、同じ時間に寝ていてはあっという間に年末を迎えたりしてしまうからです。学生時代は色々なイベントがありました。入学式に運動会(北海道は5月に運動会をよくやります)、夏休み、秋の遠足、冬休み、卒業式。そのイベントを通じて季節を感じることが出来ていたのかもしれませんが、働き始めるとこれがどうも難しいのです。

以前紅葉の写真を大田黒公園へ撮りにに行ったことがありました。


東京に引越して来たばかりの時期でしたが、こんなにも東京は季節を味わえるのか、と感動したわけです。

今年もたっぷりと四季を味わいたい。なのでこの間の休日は少し早めに春を探しに行こう、と決めて文京区の湯島天満宮へと足を運んでみました。


都内の梅の名所として有名なようで、2月8日から3月8日までは、「梅まつり」というイベントも開催されるようです。それよりも1週間早い訪問となり、梅の花は未だ3分咲き、といったところでしたが一足早く出店も立ち並び、境内には広島風お好み焼きを頬張る受験生と思われる学生の姿が多く見られました。(湯島天満宮は菅原道真公を御祭神としていることもあって、合格祈願に詣でる方が多いようです)甘いソースの香りと、心地よい紅生姜の酸味が僕を包み込みました。たまりません。

その後少し歩いて上野公園へ。未だ膨らむことを知らない桜の並木を眺めながら、春にはどんな景色がここに広がるのか、とても楽しみになりました。

4月、桜を見る時。満開に咲いた桜を見ると、また新しいスタートを切るような、そんなワクワクとした気持ち。胸いっぱいに広がる春が訪れた幸せ。長かった冬を乗り切ったという安堵感。そんな色々な気持ちで満たされます。

一方で、桜よりも小さな花を少し控えめに、それも可愛らしく咲かせる梅の花を見る時というのは、これもまた趣がありました。寒い冬は後少し続くけれど、確実に春が近づいてきている。毎日口を揃えて「寒いね」と会話をするけれど、それでも時は流れていること。春を迎える準備を少しずつしていきたいなと思わせます。

まだ2月。寒い日がこれからも続くでしょう。けれど少し早めに春を感じられて、なんだか嬉しい気持ちになりました。僕は4月生まれなので、春が一番好きなのです。自分が生まれた月の季節が一番好きな季節、と何かで読んだような気がしますが、みなさんは如何ですか?僕は、できれば7月上旬くらいまで春が続いてほしい。そうもいかないからこそ、あの春の、時に泣きそうになってしまうくらい気持ちいい風を、空気の匂いを、日なたの暖かさを、大切にしたいな、って思うのですが。

中国・雲南省の昆明という街は、「春城」(常春の街)と呼ばれているようです。いつか、行ってみたいな。

写真を何枚か載せてみます。先日実は、FUJIFILMのX100Fというカメラを頂く機会がありました。最近はX-E2にXF16mmF2を装着するか、X100Fを持っていくかでパシャパシャ写真を撮っています。素敵な春が今年も、みなさんの元に訪れますように。

画像1

X-E2とX100F。X100Fのクラシッククロームというフィルムシュミレーションの色の出方が、とても心地よいんです。

画像2

梅の花見は、初めてでした。

画像4

白い梅の花。綺麗です。

画像5

ただ春を待つ

画像5

上野公園にて。春はとても綺麗でしょうね。

画像6

中には咲いている桜も。「寒桜」日本で一番早咲きの桜だそうです。

春、待ち遠しいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?