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いちばん高い服はロッテのユニフォーム

 通販の箱が届いた。オクサマは嬉しそうだ。そそくさと箱を持って部屋に戻る。彼女はマリーンズのロゴの入ったダンボールの小箱さえ愛おしいようだ。箱から出てきたのは、千葉ロッテマリーンズのユニフォームとロッテ仕様のミズノマスク。

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 背番号63にWADAのネーム。そうオクサマは、和田 康士朗のファンなのだ。昨年、育成選手から正式に支配下登録選手契約を勝ち取った若者は、圧倒的な走塁の速さで盗塁を重ね、23盗塁を記録した。センターを守る和田は、守備範囲も広く、肩も強い。

 外野の守備範囲が広く、華麗なフィールディングでファインプレーで魅せる。俊足を生かして盗塁を決める。いたよね、こういう選手がロッテに。オクサマがロッテを応援するようになったのは、岡田幸文選手に目を引かれ、心奪われたのがきっかけだった。だから和田 康士朗を応援するようになるのは当然の流れだったのだ。

 な、なんなんこのユニフォーム、めちゃくちゃいい素材使ってるやん。生地の質感がハンパない。もしかしてオーセンティック?いやいやオーセンティックって4万ぐらいするらしい。ほんとかどうかは確認してないが。レプリカでも14000円とのこと。以前に買った5000円もしないユニフォームとは、まったく質が違うのだ。ひえええ、高い、って思うけど、今年のトリニータのユニフォームは16000円だからね、よく考えてみれば。どうもオクサマにとってみると、ここ数年で買った中でいちばん高い服らしい。あ、そういえば自分もいちばん高い服はトリニータのユニフォームだった。サポーターあるある。

 この春、娘が大阪で就職をする。引っ越し先は、なんと大阪ドームの徒歩圏内。でもコロナ禍の今、引っ越しの手伝いも行けないのが実際。マリーンズの63番のユニフォームを着て、大阪ドームにビジター応援に行けるのはいつの日だろうか。そのときには、和田選手が走攻守に躍動する姿を見たい。

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