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20220416 豊田道倫ライブ@得三

昨夜はTOKUZOで豊田道倫ワンマン。
初めて音楽のライブを主催した。
とはいえ、すべてのことはお店と豊田さんにおんぶに抱っこだったので、私は一部始終をただ眺めてただけにすぎない。
それでも「誰も来なかったらどうしよう」「何かトラブって豊田さんが怒って帰っちゃったらどうしよう」「物販ひとつも売れなかったらどうしよう」などなど、一日それなりに気が張っていたらしく、帰宅したらどっと疲れて、パタンと眠ってしまった。
ライブハウスもミュージシャンもこんなことを毎日やってるのか。しかも演奏したり場を整えたりしながら。すごい。

結果、誰も来ないことなんてことはなかったし、トラブルは何も起きなかった。豊田さんもスタッフさんたちもいつもどおり優しかった。豊田さんはいつもどおりギターも歌も真剣勝負だった。終わって物販や外で立ち話をしたお客さんたちも、楽しみに足を運んでくれたんだなーと分かった。
豊田さんに来てもらうことはかねてからの念願で、数年前から何度か提案したのだがもろもろ実現しなかった。それが今回、ついに叶った形。

ライブの間ずっと、豊田さんが15年?20年?ぶりにTOKUZOの舞台に立ってくれていることが嬉しくて、ここにいる人たちとそれを共有できてることが嬉しくて、『ロックンロールファッカーズ』でしか見たことない風景が目の前にある事実が嬉しくて、ねえコレすごくない? ねえねえすごくないですか? と、曲の切れ目ごとに思っていた。

昼間から開場直前までやったサウンドチェックにも立ち会った。1時間以上もかけたと思う。空っぽの客席を前に、ギターを弾いて次々と曲を繰り出す豊田さんを見ながら「ライブを主催するとこんな贅沢ができるのか…!」と静かに感動していた。なんだこの良い時間。
リハを終えた豊田さんに「リハって良いですね」と言ったら、一般的にリハは本番より良いとされる説もあるくらいだと教えてくれた。適度なヌケと、気ままさと緊張感が同居する特別な時間だと思う。「普段はもっと適当で少ししかやらないけど、今日はTOKUZOさんだから」と笑っていた。
ラジオを使った曲があり、リハでは野球の実況中継がピタリとハマって「なるほど良いな、ラジオの録音かな」と思っていたら、本番ではハイテンションで喋りまくる男の人の浮かれトークが流れた。これまたすごくハマっていた。あれは録音じゃなく普通にラジオだったのかと思った。

機材と楽器をいっぱい背負って大阪から来てくれた豊田さん、てきぱきと細やかに立ち回っていたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。みんな普段どおりの仕事をしていただけだと思う。そのことがとても嬉しくありがたく、かつ尊敬する。

私自身、遠征して何かを見たり聞いたりしに行くのが、実はちょっと苦手だ。その場所にしかない時は行くが、見せる側は本来、その街の人に見せたくて行くんだと思う。だから「よそ者がすいません、隅っこでいいんで私にも見せてくださいね…」と、遠慮がちな気持ちになる。
特に、豊田さんは街を歌う人だから、私は私の住む街で聞きたいなといつも思う。でもまあ主催する側としては、遠方だろうが何だろうが一人でも多くの人に来てもらいたいのが現実なので、気分的な話なんだろう。来てくれた人、どうもありがとう。誰かの特別な時間になっていたらいいなと思う。

あ、そういえば、TOKUZO森田さんに聞いた、個人的にちょっといい話。
今回告知のため、豊田さんの紹介原稿をお店のスケジュールチラシに書かせていただいたのだが、それを先日ライブしに来た友部正人さんが読んだらしい。そして「ちょっとこれ、『戦火の中を』ってMV見たいんだけど。どうしたら見れるのか」と言ってきたらしい。MV再生回数の1回分は、友部さんです。

<2022.04.16 豊田道倫ソロライブ「春の靴」今池・TOKUZO>
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