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『解像度の高い分析』のコツをけんすうさんに教えてもらった話|アル開発室講演会レポート

こんにちは、マンガ好きな経営コンサルタントのみやおです!

今回は、先日参加した講演会でけんすうさんに質問して教えてもらった『解像度の高い分析を行うコツ』について紹介します。

ご存知の方も多いと思いますが、けんすうさんは、マンガコミュニティサービス「アル」の社長です。noteのフォロワー数もNo.1で、複雑なことを細かく・正確に分析して分かりやすく言語化して説明してくれています。

そんなけんすうさんに「解像度の高い分析を行うコツ」を聞いたところ、「事実と解釈を混ぜないこと」と教えてもらいました。

こちらについて、どういうことか説明していきます。

解像度とは?

今回の講演会で、キーワードとしてよく使われていたのが「解像度」という言葉でした。

もともとは、次のスライドの通り『機器などの性能の尺度の一つで、対象をどこまで細かく観測あるいは描写できるかを表すもの』を意味します。

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ここから、細かくて正確な分析のとこを「解像度の高い分析」といったりします。

けんすうさんのすごいところの一つが、複雑なことを分かりやすく言葉にする「言語化力」です。その裏にあるのが、「解像度の高い分析」だと思っていて、それを身につけたいと思って質問しました。

事実と解釈を混ぜると…

分析を行う時によくやってしまう間違いに「事実と解釈を混ぜてしまう」ということがあります。

具体的な例としてその時に挙げられていたのが、会社で広告を出した時に成果の報告をする話です。

CMを放送したり、Twitterに広告を出したりした時によく「すごく勢いがある」とか「話題になっている」と報告することがあります。

しかし、それでは報告した人の「解釈」が入っているので、「事実」に基づいた報告とはいえません。実は話題になっているのはその人の周りだけ、ということもありえます。

このように「解釈」を「事実」として分析して報告すると、不確かな情報に基づいて方針や対策が考えてられてしまう、ということが起こりがちです。

なので、例えば「Twitterから100人がウェブサイトを閲覧して、そのうち10人が購入した」という正確な「事実」で分析して報告すると良いとのことでした。

まとめ

普段からこの「事実と解釈を混ぜない」ということを意識すると「解像度の高い分析」につながる、ということで紹介しました。

ほかにもこの講演会では、大きな社会の流れの中で個人がどのようにキャリアを考えると良いか、という説明もありました。

当日の内容を、アルでマンガの記事も書かれているライターのみじんこさんがまとめて下さっているので、ぜひ読んでみて下さい。

また、この講演会は、アルのオンラインサロン「アル開発室」が開催したものです。 

この「アル開発室」では、アルで成功したことや失敗したことを教えてくれたり、メンバーからの質問にけんすうさんが丁寧に答えてくれたりします。何かサービスを作りたい方やキャリアに悩んでいる方にオススメします。

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