姑が 帰ってきた 情けは人の為ならず、自分へのブーメラン、魔法の言葉

 無事週2回のデイサービスに出かけて、お風呂に入ってリハビリ?をしている姑のいない間に、溜まった家事、事務、家業、その他諸々片付ける嫁ですこんにちは。

 デイサービスのお迎えの方々や、ケアマネさんや、家に来た時に一言二言お見送りの言葉とお礼を言っています。

 サービスの方々が、姑の若い頃の話を振ってくれるのです。
姑の好みや、何をしたら楽しいのか、
知る必要はとてもあります。
デイで過ごす時間、好きなことを話したり、趣味があればやってみたり唄ってみたり。

嫁が知ってる姑は、嫁に来た頃以降の姑。
嫁に、姑の若い頃の話を振られると、必然的に、今の私の年齢の頃に話になります。

今の私の年齢の頃。

「朝はモーニング、毎朝喫茶店でモーニング、近所のお友達と、毎朝お友達がようけおってね、、、」嬉しそうに話す姑

 嫁の私は答えます。
「モーニング楽しそうね、
私はここで自分では一回もモーニングを食べに行ったことが無いわ。」

もちろん子供を連れて指折数える程度にはいきました。バイキングモーニングのあるファミレス。子供は無料なので私一人分の大人料金のみ。誕生日とか何かの記念日にせめてもの外食。一大イベントご褒美です。なので自分が楽しいより複数人の子供をいかに大人しく、御馳走さまと笑顔で楽しくなれるように食べさせるか。

続けて姑に答えます。

 「私は仕事が出来ない人らしいので、嫁だし、お給料も頂いて無いし、何時か喫茶店でモーニング食べれるような贅沢出来るかしら。」余計な一言です。女子供のやる仕事と言われましたので、女子供は事後とが出来ないレッテルらしいので、現実実質力仕事も細かい作業もパソコンつついて出荷も事務も決算報告書まで作成します。嫁という名の万能調理器。嫁いだ当初の私に「仕事が出来ない頭が悪い嫁」レッテルを貼ってくださった姑様に返します。言わなきゃいいのに、でも、言わないと気が済まない。お給料頂いて無いのは、頂いたものは借金の返済に全力投入、莫大な金額を借りなければならなかった結婚当初、だれの借金でしょうね?w 楽しそうに語る姑、その楽しさは誰かの犠牲。

そこで姑は、口をつぐみます。
ヘルパーさん達も あwってなります。

 そうです、私に家事仕事丸投げして出かけてましたよね。しかもどこからか湧いてくるそのお小遣いとやら、どこから湧いてきたんですかね?

お食事はどのようなものが好みですか?
食事の好みは重要なので、大事な質問です。

好きな物を言い始める姑、
「昼は喫茶店でランチで、つわぶきや、煮物や、焼肉も、、、、」

「ほとんど外食だったので味濃い目が好きみたいですよ」ほとんど外食を強調する嫁、一人暮らしの時には冷凍食品チンを付け加える。
 ほとんど外食で、たまに留守番をお願いすると、人数分の個数のお惣菜をどっさり買い込んできてました、とも加えます。
味が濃いのです。ガイショクシヨウ。

 嫁が知ってる姑の事は、嫁からは言いません。
姑が自分でぽつぽつ話すように促します。
 けれど、当時の姑の年齢の嫁が、横でにこやかに、使用済み紙パンツの処理やべちょべちょの敷パット交換しています。

「姑さんが嫁の頃に姑にしていた程度の事しかできませんので、」
そこで、自分も嫁だったことを思い出したようでした。
姑にはたいそういじめられたと、私の旦那には話してたようでした。
「姑のお世話大変でしたね」とねぎらいます。

 姑は仕事が忙しいからと舅も姑も病院送りしていたんので、家での介護はやってないんです、知ってってねぎらいます。
 頂きますもご馳走さまも言わずに配膳も後片付けも手伝わずに座っている女、家事掃除は男尊女卑だとまくしたてる女、なのに力仕事は力が無いから男がやるべきだと動かない女、収入から差し引く支出の計算がマイナスでも気にせず借金を繰り返す女、息子がそんな女を連れてきたら私なら即却下ですわ。


「洗濯干すのもたたむのもしょうすかん」
「365日毎食おかずを作ると考えただけでストレスが溜まる」
「何を作っていいやらわからんイライラする」
「どういてあたしひっとりがやらないかんの男尊女卑よね」
家事のことごとくに投げかけるその言葉。

 全部無言で受け止めてまいりましたので、今、少しずつお返しして差し上げてます。

「洗濯たたむの手伝っていただけますか?これあなたのです」
丸めるだけでもOK、 助かりますわ、私の仕事が一つ減りましたと感謝を述べます。大嫌いな作業なのでしかめっ面です、でも、嫁の私も、貴女と同じようにその作業はきらいって言っていいんですよね?

「365日3食毎日ご飯作ってますし、あなたが昔捨てていた皮や茎や筋も調理して提供してますが、お口に合いますか?」こちらもしかめっ面ですが、食材費に限りがあるのでお姫様のような素材の使い方はできません。

我が家は庶民です。

「炊事しながらあなたのパンツ交換してますが自力で立っていただけると卵焼きが焦げずに助かります」昔、園児の登園用意しながら焼いてた卵焼きを毎度焦がすと、鬼の首を取ったかのように言われてましたので、焦げないようにご協力を願います。

 子供を泣かす、ほら泣いた、又なかしてあんたは鬼や人でなしやと頂いたセリフも「私、貴女から、人でなし鬼と言われてましたので少々何を言われても気にしませんから、言ってください」大人しくなります。
   介助に重要なアイテムになってます。

そして、「私、仕事が出来ない人らしいなので、朝から晩までやっても仕事が減らないのでもっと早くきれいにしなければならないのでご協力願います」
寒風、窓を開け放ち、冷暖房はない状態でばっさばっさ布団をはたき、掃除しながら介護食を作り、パンツを交換し、その都度真冬は冷水で石鹸で手を洗い、氷のような手で素肌に触れて差し上げると、冷たいと喚き散らすので、くぎを刺します。「私仕事が遅くて、貴女がしていたように、毎度ストーブで手を温めてる暇が取れなくて申し訳ありません。ご協力願えますか?」
これから来るであろう猛暑も、エアコンは無しの方向で、暑さを堪能していただきます。

あれだけ暖房を使っていた人が、今年の冬は暖房無しで過ごしました。
収入無いなら何かをあきらめなければならない、
その発想が無いのです。
収入無いのにそれが出来ないことをぼやく。
たいしたことではないはず。

毎日モーニング、  自分でパン焼けよ。
毎日ランチ、  レトルトカレーでいいだろ。
毎日パチンコ、  第三国に貢いでどうする。
新しい洋服、 嫁は子供のお下がりのリメイク。

毎月行かなければならないらしい美容院、 嫁は自分で鋏で切ります。

似合うと言われたと着物、帯、小物、 嫁が防虫剤を入れて管理中。
化粧品、
通販、
新品の道具類は使いこなせずにお蔵入り。

下町っ子なら
道具に使われるな使いこなせ、
道具を使えないのはお前が未熟だからだとばっさり切り捨てられる。

でも、道具が悪いから、〇〇が出来ないとぼやく。

馬鹿なの?
莫迦なの?
おはなばたけなの?

20年もそんなことをし続けて、そのしわ寄せ全部誰かが耐えに耐えていたことすら想像が出来ない、哀れな人、

 餓 鬼

年を取ると子供に戻ると言われます。
けれど、戻るのではなくて、今までの業が見えるようになるだけなのかなと思います。

飢えて飢えて、
欲しい欲しい、
みじかい腕で、小さな掌で、いっぱいに何かを欲しがって、

伸ばした手でまだ何かを掴もうと必死に縋り付く。
餓鬼が満たされることは無いのだなと、

 嫁は、仕事なので、仕事は楽しくなくても楽しそうにやる。
楽しそうに家事も育児も家業も
そして 介護もこなしていく。

 あんたは 楽しそうでえいね と言われますが

楽しそうに見える人が全部楽しいってわけじゃない、
楽しさはそれに真剣に向き合って仕事を効率よく安心安全に行うためのアイテム。

 嫁の仕事なので、姑の介護、しっかり仕事させていただきます。
「姑のあなたが、嫁だった頃に、姑にして差し上げた程度の仕事をw」

           遥かにやってる事上回ってますけどね~
         当初姑は、動きたくない、歩けない、触るな痛い、と
      不平不満ぶちかましてましたが、
     大人しく介助されるようになった魔法の言葉ですからね~

嗚呼、けど、書いた私もその言葉が降ってくる日が来るのか。

      くわばらくわばら。




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