自分のために仲間をつくろう
#2 子どもたち・若者たちの居場所を作ろうと思ったわけではありません byえりこ(みやの森カフェ店主)
今では若者たち、子どもたちがいっぱい来ているカフェですが、当初は、自分のためにケアラーズカフェ(介護者が来るカフェ)を作りたかったんです。これから介護が始まるだろうと思い、仲間と情報がきっと集められると思ったから。
それで、ケアラーズカフェのネットワークにも入って勉強も始めました。ところが、ケアラーズカフェを主宰する人は、看護師、介護士、その道のプロのみなさん。その活動の意味も分かるし、大切さもわかる。でも…介護さえしたことのない私にできるかという疑問がムクムク。
そして、ある日、「カフェには血圧計を置くといいと思う」と言われて、「これは完全にだめかも」と思ってしまった。
なぜかというと、私は、血圧を測るのが大の苦手。病院での健康診断のたびにドキドキして血圧があがってしまう。自宅で測るときでさえ、血圧計をにらんで、「今日は上がりませんように」と祈る状態。カフェで血圧測るとなったら落ち着いてお茶も飲めない…ということで、ケアラーズカフェは断念しました。
では、どんなカフェにするの?迷いに迷ってたけど、その答えは目の前にありました。カフェに誰が来ているかって、見たらごちゃまぜ。居場所がなかなか見つからない人、人とつながりたい人、近所の人も、子どもも、若者も、介護している人もいる。年齢、状況みんなバラバラなのに、なんとなくそこに来ていっしょにおしゃべりしている。
答えはいつも目の前にある、枠をつくるのではなくて、目の前、足元を見ればやるべきことがわかるのだと思いました。
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