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どんな毒親にもよい面があってそれが苦しい

私は毒父と絶縁して2024年で7年が経ちます。
毒母は私が高3のときに自死しました。
毒父にも、毒母にも、親として悪い面は沢山あって、肉体的、心理的虐待を受けて育ち、子どもの私はとても苦しみ、大人になってからは統合失調症+双極性障害になり、50代になった今も、生きづらさを抱えています。

私は7年間ずっとセルフカウンセリングでブログを通して解毒をしてきて、いろんなことに気付きました。

罪悪感の正体は、親の言いなりになっていた時だけに与えられた偽物の愛情だったということ。
そして「毒親の悪い面」ー「偽物の愛情」=「ほんの少しの良い面」もあるということ。
「ほんの少しの良い面」があるからといって、毒親がしてきた私への虐待が清算されるかというと、決してそんなことはないのですが、毒親にも良い面はあったのだなとしみじみと思うのです。
それがとても苦しい。

私は親よりも、子どもの方が、よっぽど無償の愛があると思います。
どんな酷い親でも、子どもは親のことを憎み続けることはとてもつらいのです。
毒父のことを思わない日は一日たりともありません。

でも親は「産んで育ててやったのに」、「金を掛けてやったのに」、「孫の面倒見てやったのに」、「今まで育ててやった恩を返せ」!と、親の面倒や親孝行を要求します。

だから私は、親には無償の愛は無い!と断言できます。
子どもに自分が掛けた愛情や労力やお金の見返りを求めて、子どもの人生を潰しにかかります。
子どもは親の年金の為に産むもの、老後の介護要員の為に産むものというのが、腐った大人の考え方なんでしょうね。

私は自分が生まれてきたことも、虐待され続けて育てられたことも、ちっとも感謝していないし、子どもを自分が親からされたことへのサンドバックにしか出来ないのなら、産んでほしくなかったし、生まれてきたくなかったです。

毒母は生前よく私に、「お前なんか産むんじゃなかった」「お前たちのせいで離婚できない」と自分の人生の不遇を子どものせいにして傷つけてきましたよね。
自分の夫の愚痴のごみ箱にもしていましたよね。
そんな人でも、親になれちゃうんです。
親にまともな愛情を掛けられなかった子どもは、一生人間不信に苦しんで生きていくんですよ。
毒親は連鎖するといいます。
私も、そうなるような気がして、子どもを生むのが怖かった。
すごく気を遣い、苦しい思いをして子育てしました。

老後は子育ての通知表です。
子育てに正解はないけれど結果はあります。
毒父には娘が3人いますが、誰にも介護されないこと、誰にも看取られないこと、このことは重々思い知ってもらいたいと思います。
それだけのことをしてきた親が悪いのですから。

仏心で介護認定は受けさせて、地域包括支援センターには繋いであるから、独居生活が立ち行かなくなったら、自分が稼いだお金と年金で入れる老人介護施設に入居してください。
家の中で孤独死していたら、すごく迷惑ですから。

私は誰に何と罵られようと、毒父の老後の面倒は見ないし、骨も拾いません。
もう毒実家のことは、結婚式の日に誰にも見送られずたった一人で家を出たその日から完全に捨てました。
私の人生50年分を乗っ取って、自分の孤独を紛らわすために生きたんだから、親の面倒はそれでもう過払い済です。
グレもせず、憎まれ口も叩かず、静かに目の前から消えて自立してあげたことが、私にできる最大の親孝行です。

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