10年後流行ってると思うアイデア・BMI
前回記事からの振り返り
10年前に考えたアイデアは、それから10年も経つとかなり形となってくる。前回の記事で書いた経験から俺はそれを感じた。
10年前はVR・ARだったわけである。
今メタバースの波が来ておそらく10年後にはVR・ARは完成形になってると思う。
今後流行すると思う技術、BMIとは
今から10年後は何が先端技術として形ができあがってくるか予想する。
次は直感としてはBMIが注目される先端技術として波に乗ると考えている。
ここで話してるBMI、それは自分のデブさを示す体重計に乗るとわかる例の指数では無い。
BMI=ブレイン・マシン・インターフェイスである。
Googleで検索するとこの通り出てくる。
TwitterでVRとARについて同じ話を書いてたわけだけど、次は脳で考えたらPCが操作できる技術、脳みそを電脳世界につなげる技術が進むと思うと書いた。
まぁ、割とこのアイデアについてはネットサーフィンしてると同じような考えを持っている人がいる。
俺としては今回、そのBMIの未来について真剣により深く予想・妄想してどういう技術となるか考えてみた。
BMIの現在
今のBMIでは、電極を頭に手術で埋め込んだり、頭の皮膚につけたりして出てきた脳波を利用して義手を動かしたり、PC上でマウスポインターを操作したりが可能だ。
この技術自体は2006年時点で成功してる。
今も研究自体は更にブームというか、更に進んでる。
ただ、頭の中に電極をつけないと詳細なデータが出てこないから、倫理的、安全性としてどうなのとか問題になってて、技術的な世間での普及は薄い。
BMIの今後
倫理的観点や安全性の問題が現状あるものの、この技術は確実に今後世界で普及していくと思ってる。
というのもBMIがもたらす以下の二点の力が凄すぎるからだ。
・生産性向上
・(意識)寿命の延長
●生産性向上
先進国の多くで人口減少が進んでることが大きい。人口が減少すると働き手がいなくなる。働き手が少なくなれば、生産性を上げるしかない。
生産性向上にBMIは大きな力を発揮すると思ってる。
さっき言ったように脳波でPC操作が可能だ。
自分達が仕事してる時、マウス使ったりキーボード使ったりの業務をする中で、「頭の中で考えてることを瞬時に反映してくれたら」、「頭で念じたらPCが操作できたらいいのに」なんて思った人は多いのではないか。
俺は前職、たくさん思った。忙しいと感じてる人ほど思うと思う。
BMIはそのニーズを埋められるわけだ。
脳みそで考えてることを信号化・データ化している利用するのがBMIであるから、脳みそさえあれば生産性向上に使えることは無限大だ。
例えば、人の手でやってる作業があったとして、ロボットアームに念じれば、自分の手を動かすように動かせる。わざわざ現場にいなくてもいい。一度行った作業は電気信号で記録して情報になるので、同じ動きを機械にさせることも余裕だ。
一つの頭で10個のことを考えられる人がいたら10個の作業を同時に行えるわけだ。
脳でPCが動くなら脳でスマホも動かせるわけで、考えただけでメールを送れる。もはやテレパシーに近いものになってくると思うし、メール打つ時間なんて要らなくなる。
結局は、いま自分が手を伸ばそうと思った瞬間、人は腕の筋肉を入れる。どこの筋肉を使うとか無意識にやってる。その一つ一つの動きは0と1の二進数で現せる。
例えば記憶なんかも0と1で表してる。
脳で考えてること、記憶したことが複製できるし、瞬時に意志をやりとりできる。
脳の動きが0と1で表せるなら、最終的には脳はプログラムで複製できる。
みんなが脳を10個複製して、仕事させたら果たして10倍の速さになるのかは謎だが、単純に馬力が増すので確実に業務効率性は上がると思う。
あとは脳のことがもっとわかってくれば、意識の共有とか記憶の共有とかがネットを通してできる時代が来るはず。
●(意識)寿命の延長
BMIで人の寿命を伸ばせると思う。
場合によっては不老不死も可能かなと思う。
宗教とか哲学みたいことを言うけど、死ぬ時が寿命であって、死とはなんだろう。
現実的に人が死んだとみなされる時は医者に「死亡しました」と伝えられた時だろう。
基本的に医者は何を基準に死亡と判断しているのか。
まぁそれは想像通りで以下のwikipedia通りである。
臓器移植が流行りだしてからは脳死は人の死論が出始めた。
俺としてはむしろ脳死が人の死だと思う。
人が死ぬ時、心拍が止まり、血液が回らなくなる。そのまま、呼吸も止まり、身体に酸素が回らなくなる。そして、脳が止まる。
スピリチュアルな人は意識は魂に宿るとか言うのかもしれないが、俺は意識は脳にあると思っている。
人の性格とか思考、記憶、その他諸々は個人の脳そのものだと思う。
つまり、脳まるごとを生かし続けられれば、人の意識は残すことができると思う。
なんだかとてもマッドサイエンティストみたいな話だけど、そう思う。
脳に血液と酸素、必要な栄養だけ送り続ければ脳は生きてられると思う。
実際に脳だけを生かしてた実験のデータがある。
この実験で研究者は豚の意識は無いと確信したとされるけど、なんらかの要素が足りなかったから豚の意識はなかったんだと思う。
豚の意識がなかったのは起きなかっただけで起こす方法があるのか。脳が身体の機能停止を知覚して脳の機能を止めたのか、だとすれば脳が身体機能停止を知覚するのを防止する方法が何かあると思う。
この実験がもっといくとおそらく心停止の状態でも意識は残せるところまで来ると思う。
その後、脳さえ生きてればBMIで世の中に生きてられる世界が来ると思う。(ヤベェこと言ってる気がする)
おそらくその将来が来ると思う。
そこまでいくには10年以上かかる可能性は高いけれども。
さらにイメージしていくと、
脳を残しつつ、身体のような器となる機械があれば、その人は生きてられる。仕事もできる。そんな世が来る。
脳をネットにつないでメタバース空間に意識を残せばそこで生きることも可能になる世界も出来上がる。
厳密にこの技術を可能にするには脳だけではおそらく情報をやりとりするには足りないと思う。脳だけはなく脊髄+脊髄神経も一緒にくっついてることが大事だとおもう。脳だけでは知覚情報の受信や、動作するための情報の発信ができないからだ。各部位合わせて相互に受発信してると思う。
脳は老化しないとか脳の寿命は150年とか色々な話があるが、身体機能が終わるよりは長く生きられるはずだ。
「自分の意識を残したまま」、自分身体以外のものを媒介して、生きてられる。この点がすごい。
よくクローンを残すとか言う話がsfではある。クローンは自分と同じ個体を複製するわねだけど、自分の意識を引き継がない。つまり、自分が死んだら自分の意識は死ぬ。クローンは同じ構造のものだけど、自分の意識を引き継がない。
脳をメタバースに繋げて電脳空間の中で、ゲームのキャラクターみたいなのに自分の意識を引き継ぐことが可能なわけだ。
自分の脳が死んでも、後世にはその自分の脳データを引き継いだそのキャラクターみたいなものを後世に残せるわけだ。
マトリックスとか攻殻機動隊みたいな世界だな。
脳みそが死ぬ時が死ぬという世の中になるかも。電脳世界の中で自分の意識をそのまま永遠にすることもきっとなんとかして可能になるとは思う。
電脳空間上の意識だけで、世界を動かすことも可能になると思う。
詳しく考えると、意識も性格も思考も記憶もなんでも脳が持ってるとしたら、全部ニューロンの信号のやりとりで起きていることだろうし、脳がすることは0と1のバイナリーで一つ一つを細かく表せるはず。
脳が発信、受信するバイナリー情報を使えば、人の意識を表すことができるはず。
まとめ
俺が近い将来流行る産業と強く信じてるのはBMI(ブレイン・マシン・インターフェース)だ。
この技術が生産性向上、人々の寿命を延ばす神にも近い能力があるからだ。
我に帰っての振り返り
まぁ突飛している世界だといえばそれまでだけど、不老不死を望む大富豪とかリアル存在することを考えると投資が進むと思う。既にかなり技術研究が進んでる。色んなとこで俺と同じようなことを考えている人がいる。
この技術は、思考だけでアウトプットできるのがめちゃくちゃ便利だし、メタバースを介して偉人にあえたり子孫に会えたりするのは楽しそう。
俺に1000億〜兆円規模の資金があれば、世界中の脳科学者と天才エンジニアを雇ってこの技術を生み出すことに全力をかけ、次のイーロンマスクになる。
誰か数億円でいいから俺に投資して。
完