2021/02/16【気になる繰上げ減額率0.4％】

2021/02/16【気になる繰上げ減額率0.4％】
年金制度改正法により、老齢年金を繰上げ受給する際の繰上げ減額率が見直されます。具体的には、現在１月あたり0.5%となっている繰上げ減額率が0.1％引き下げられて0.4％となります。最大60月繰上げた場合の減額率は現行の30％から24％となります。
この改正は2022年4月1日施行です。そろそろ６０歳を迎えられる方から「自分は対象となるか」というお問合せが増えております。
年金制度改正法が成立したあとの厚生労働省の資料を見ると、「※繰上げ減額率は令和4年4月1日以降、60歳に到達する方を対象として、1月あたり0.4％に改正予定」と記されています。これを見る限り、昭和37年（1962年）4月2日以降に生まれた人が対象となります。
すでに６０歳を過ぎている方や、間もなく6０歳を迎えるという方に、繰上げ減額率の引き下げを案内するのは要注意です。　
年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律の概要
https://www.mhlw.go.jp/content/12500000/000636611.pdf