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そして1回目、接種しました。

ワクチン接種1回目を済ませてきたので、その様子を少し詳しく「東洋経済オンライン」に書きました。アストラゼネカの詳しい情報なども書いたので、ワクチンの種類について気になる方は、ちょっと読んでみていただけると嬉しいです。

東洋経済オンラインでは、感染も減ったイタリアで1回目のワクチンをして明るい気持ち! 的なノリで書いたけど、実は原稿を提出した直後に、またまたデルタ株が増大中という怖いニュースがイギリスからやってきた。

ワクチン先進国で、今月末に行動規制がすべて解除されるはずだったイギリスで、23日に新規感染者が前日の倍の1万6000人も出た。そしてほぼ全ての感染者は、オリジナルコロナでなくてデルタコロナにやられているんだそうだ。

デルタ株とはインドで発見されたコロナの変異株で、今年の春にインドで感染が爆発して恐ろしい状況になっていた、あれはまさにこのデルタ株(最初はインド株と呼ばれていた)によるものだそうだ。

感染スピードはオリジナルより何倍も早く、若い人にもどんどん感染するから注意が必要ということ。ただワクチンを2度済ませている人たちは、オリジナルに比べると保護効果は少し下がるものの、重症化したりする率はぐっと下がるから、どんどんワクチンをする、これが唯一デルタに対抗する策だとテレビで言っていた。

イタリアでは今、随分感染者数が減ってきている。でもその感染者の17%がデルタ株になっていて、イギリスに比べたらまだずっと少なく抑えられているとはいえ、少し前は全然いないと言っていたんだから、これからどんどん増えていくのは時間の問題なんだろうなあ。

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(↑安全に、感染の心配もなく楽しめるのは、広い公園でのワンコ散歩)

来週からイタリアは全土がホワイトゾーンになって行動規制がほぼ全面的に解除されるし、ワクチンパスポートをもらえばEU内は自由に旅行に行けるようになる。でも日本はまだ隔離があるし、オリンピックでどんなことが起こるかわからないので、夏の一時帰国は無理そうだ。

そして秋からはまたこのデルタ株で感染が増え、去年の秋と同じようになるだろう、というのが大方の予想だから、これまた一時帰国は無理そう。

いったいいつになったら、日本の土を踏めるのかな。80歳を過ぎた母に、2年以上会いに行けないのはさすがに申し訳なくて悲しい気持ちになる。

そしてワクチン1回目を終えた私の体調はというと、東洋経済の記事には書くスペースがなかったので割愛したけど、実は8日目の朝起きてみると唇、舌の下の筋のところ、歯ぐきに炎症が起きていて腫れていた。

なんだか話しづらくて、舌の下なんてちょっと怖いので、家にあったステロイド剤と抗ヒスタミン剤を飲んだ。(森の中に住んでいるので、蜂に刺された場合などに備えて常備している)

これって、何かのアレルギーかな? 昨夜何か変わったもの食べたかな?と考えてみたけど、何も思いつかない。じゃあやっぱりワクチンの副反応かな? ネットで調べてみると、ある種のワクチンのアレルギー反応として唇や舌が腫れるっていうのはあるらしい。でも8日も経ってから出るなんて、あるのかな??

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(↑前夜に食べたもの。生ハムにスティルトンチーズ、スペイン・カンタブリア海のアンチョビ、カポナータなど。どれも関係なさそう)

別にそれ以外は元気で、ただ暑い時には美味しいカレーやらタイ料理が、
口に染みるから食べられない。そして歯磨きするのが痛い。長く続くようなら、2回目の接種も近づいているから医者に相談しなければならないけど、コロナが始まってからずっと、ホームドクターに電話するのもなかなかつながらず、メッセージを残したら、後でドクターが電話をくれる(ことになっている)などいちいち面倒くさい。

ワクチンとは関係ない、ただのアレルギーかもしれないのに、いろいろなことを疑ったり心配したり、不便で面倒くさく、紛らわしい世の中になってしまった。



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