20歳大学生がお届けする脱毛サロン日記#1
私は服が好きだ。
もともとサッカーしかやってこなかった私は、私服と呼べるような服を一着も所持していなかった。そんな中で始まる大学生の私服生活は私にとって苦痛でしかなかった。
高校まで外に出るときはジャージ姿、髪もセットしていない、そんな典型的な芋男子だったのだ。(今でも芋男子のままなのかもしれないが)
その中でも特に覚えているエピソードがある。
高校二年生の時、沖縄への修学旅行のときだ。
飛行機で沖縄に行くため、学年全員が空港に集まった場で、サッカー部の同級生だ声をかけてきた。これから始まる楽しい旅行のことを話す気満々だった私には思ってもない言葉だった。
「 お前なんだその恰好、ダサすぎだろw 」
今までファッションに疎かった私は、この服装がおしゃれなのか、おしゃれじゃないのかの見分けもつかなかったのだが、この言葉は重く私に降りかかった。
その場は笑ってどうにかやり過ごしたが、今思いかえすと、とてつもなく腹が立つ言葉だった。
大学での生活は毎日が私服だ。このままでは俺は大学4年間の間、ずっとダサいと言われて過ごさなければならないと思うと耐えられる気がしなかった。
そこで私は、とにかく服を買うことにした。今までユニクロ以外行ったこともなかった私はひとりでメンズ服が売ってるお店に向かった。初めての服の買い物だ。
どこに何が売ってるかもわからない私は、自分の住んでいる地域の名前と 服屋 男 というワードをGoogleに打ち込み、検索結果の一番上に出てきたお店に向かった。
「DAIMARU」
その文字が書いてある看板はすぐに見つかった。
店の前まで来た。
さあ中に入ってみよう。
そう思って店内に入ろうとした途端、一人の女性が目に入った。
その瞬間、なぜか私は来た道を引き返し、気づけば駅の構内にまで入ろうとしていた。
恥ずかしい。一人で服を買いに来ているところを見られてしまったというのがすごく恥ずかしいことだと思ってしまい店の中に入れなかったのだ。
このままではだめだ。
そう思い、また店の前まで何とか行くことができ、店全体を見た。路面店なので、反対側の歩道から見れば全体を見渡すことができる。
小さい。
私が今まで行っていたスパイクを買いに行くスポーツショップと比べれば、すごく小さい建物だった。
なぜこの店に入ることにためらっているのか。馬鹿馬鹿しく思えてきた私はやっと店内に入ることができた。
一歩二歩、ゆっくりと入っていくと、狭い空間に見渡す限りの服が置いてあった。ラックにかかっているもの、壁に掛けてあるもの、その全てが私にとっては新鮮だった。
さてここからどうすればいいものか。
どの服を買えばいいのか。
まず服を触っていいのか。
値段はどこに書いてあるのか。
何もわからない。
ここからどうすればいいのかが全く分からない。
すると、後ろから男の人の声が聞こえた
「 何かお探しですか? 」
まずい。
これは想定外だ。
店員に話しかけられるなんて想像してなかった。
どうしよう、なんて返そう。
なんてことを考えてると勝手に言葉は出ていた。
「 5000円くらいで買える服ありますか? 」
「 春先に着る感じですか? 」
「 そうですね、そんな感じで 」
「 ありがとうございました!
また是非来てください! 」
入る前と入った後では全然印象が違った。
適当に調べて入った店だったが、今は心からこの店に最初に来てよかったなと思える店だった。
その後も都内の店に行くまでの何か月かの間、そこのお店に通わせてもらった。そこで買ったroot threeのワイドパンツは、今でも自分でリメイクしてバルーンパンツに形を変えて履き続けている。
今思えばあれがわたしが服にはまるきっかけだったのかもしれない。
高校の時に私服を馬鹿にしてきた同級生は今は何をやっているだろうか。もしかしたらあいつはこのことを覚えてないかもしれない。だがあいつのおかげで今の自分がいると思うと、悪い思い出ではなかったのかもしれない。
今度一緒に服でも買いに行こう。
そう言える日が来ればいいな。
あれ、なんでこんな話をしているんだ?
最初は最近行き始めた脱毛の話をしようと思っていたのに。
まあいいや、つぎからはちゃんと脱毛サロンに入った話を書こうと思います。
脱毛サロンに行く回数は最短で、
髭脱毛 2週間に一回
上半身 1か月に一回
下半身 1か月に一回
なので更新頻度は少ないと思いますが、それ以外は学生におススメの服の紹介、ネットビジネス、また、最近よく聞いているアーティストの曲、注目しているサッカー選手などを気ままに書いていきます。
こんなnote誰か見てくれる人はいるのだろうか
では今日はこの辺で。
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