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20日目 中国とエスカレーターと合理
今どきエスカレーターに乗ったことがない人はいないはず。日本のエスカレーターは、例えば上りに乗ると、隣にすぐ上りという構造になっている。一方で、中国のエスカレーターは、上ると隣は下りで、更に上の階に向かうには、ぐるっと回って反対側に行かなければ上ることができない仕組みになっている。つまり、フロアを回って店をみないと次の階に行けなくなっているのである。数々の店を攻略しなければ上の階にいけない、さながらRPGのごとくである。客にとってはこれは合理的ではないと感じるかもしれない。が、しかし中国の多くのショッピングモールやデパートがショップから家賃を取る大家業であることを考えると、客に強制的に店を回らせる仕組みは、大家の客であるショップにとっては合理的な仕組みなのであり、どこに視点を置くかで、合理も非合理も変わってくる良い例といえる。
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