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67日目 中国と財産と不動産

中国の不動産不況が本格化しているという話がニュースでよく言われる様になってきた。不動産価格の下落やバブルの崩壊といった話はこれまでも何度も話題になっていたが、今回は本当にやばいという意見が多い。

実際中国経済は調子がよくないし、景気の良い話を全く聞かない。学生の就職率も悪化し、就職難の受け皿になっていた外卖のバイトも取り合いになって稼げなくなっていらしい。

今度こそ中国の不動産バブルは弾けるのだろうか?

それは誰にもわからないことだが、中国の人たちが所有している資産、財産で最も大きな割合を占めているのが不動産なので、誰もが無関心ではいられない。もちろん不動産以外にも現金や、株、保険、基金等の所謂理財系の資産もあるが、本質的に中国の人たちはこうした理財を信じていないし、人民元にも絶対の信頼は寄せていない。

とするとやはり残るのは、家という実体がある不動産ということになり、「なんだかんだ言っても最後はやっぱり不動産」という意識が強い。

日本の我々はあのバブル崩壊を経験してしているから「いつかは弾けるもの」ということに実感があるが、中国の人たちは言葉ではわかっても実感がない。

なので、今日もやっぱり「そうは言っても最後はやっぱり不動産でしょう」と大部分の庶民は思い続けるのだろう。

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