現代川柳練習11
手抜きでも愛してくれる悪い猫
性格の悪さで曇る眼鏡かな
色のない嘘を吐くから貴方だな
細胞のひとつひとつに男居り
枝分かれする髪の先舌の先
残酷にカップルシート座高告げ
水ナスとともに噛みたるわだかまり
肉じゃがとカレー並べて迫る夜
数珠ひとつ気圧の谷に横たわる
化けて出る母が母なら恋しかろ
銀の匙安いやさしさすぐ分かる
人生のハズレくじだけ集めてる
足の裏無限に伸びる弱音かな
横幅の広さ神経蜘蛛の糸
---------------8< 切り取り線 >8-------------
意識せずに思いが575で完結するとき、疲れてるなって感じる。
心がしんどいなと訴えている。
わたしにとっての川柳はリトマス試験紙のようだ。
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