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深山静
2016年12月10日 23:33
つま先を揃えた途端怖くなる余命残高一向減らぬわたしではないと言い張る鏡前強さを作る手つきは慣れて過ちを赦す弱さが欲しかったふたりの鍵は意味をなくしたあの日から十月十日の同居経て命の膜を蹴破る君よ (さくちゃんさんの記事に触れて)近付いて離れて何度繰り返しあなたにピント合わぬ老眼君消えてぽっかり空いた穴のこと再来週には忘れるのだろま四角の枠の真ん中笑う君