8月13日の夢

友人と近所のデパートに向かっていた。
北関東の田舎には遊び場なんてほとんど無く、暇を持て余した学生もファミリーもサラリーマンも皆もれなくデパートに集う。
そんな訳でめちゃくちゃ混んでいた。正月の佐野厄除け大師の参拝列より混んでいた。

私の前には背の高いサラリーマンがひとり。
ガラケーをポチポチしながら列が進むのを待っている。
人同士の間隔があまり確保できず時折ぶつかりながら、そのたびに「すいません」とつぶやきながらやり過ごす。

開店をまっていたわけでもないのになぜか異常に混んでいた列も落ち着き、ようやく目的の地フードコートにたどり着いた。

席を確保すべく適当に歩いてると小学校高学年くらいの少女が一人で座っている姿が目に入る。
手元には小さい人形らしきものも。
一度そのままやり過ごし、まさかと思って振り返る。
少女と目が合う。すかさず手元を隠す。
やっぱり、あれ人形じゃなくて赤ちゃんだ。

とびかかるように少女の前にいき、手首をつかむ。
警戒されないよう、気の利いた言葉をかける。覚えていないけど怖かったね、とかきっとそんなありきたりなやつ。

知り合いの児童養護施設の先生に連絡をしてみる。
後先考えずにその場の正義感で動くのは良くないと思う。
むやみに首を突っ込む癖も直したい。
でも今回は、この子が一人で抱えなくて済むならそれだけで十分な気がした。




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◆前日の出来事
逃げ上手の若君のアニメを観た、面白い
テレビの音をよく聞けるスピーカーを探したが、私のテレビはBluetooth非対応のためスピーカー接続不可だった

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