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こんなお笑い賞レース(とその審査員)を見てみたい

 今回は「こんなお笑い賞レース」があったら面白いんじゃないかを書いてみました。

 もしかしたら似たような大会・企画が過去にあったかもしれませんが、そこはご容赦ください。2024年現在、大小合わせると物凄い数の賞レースがあるので。
 また審査員には一部「やらないこと」を公言してる方も含まれますが、そういう部分も含めての妄想ということで、よろしくお願いいたします。



ザ・サード

出場資格:芸歴30年以上の漫才コンビ
審査員:塙宣之

 まずは、「ザ・セカンド」の上位(?)互換。そういうレベルまで漫才をやってるとなると、どんなコンビであれ「成熟」されたネタになってるはず。いろんな意味で……。
 審査員には浅草で「大ベテラン」たちを見てきたであろう、漫才協会新会長をチョイス。


O-3グランプリ

出場資格:3人以上のお笑いユニット
審査員:名倉潤、秋山竜次、飯塚悟志

 「オーバー・スリー」(3人以上)という意味です。R-1とは対照的に「人が多い大会」を見てみたい。特にトリオ以上のネタだと、「余っちゃう」人が出ることもあるので、そこをどう使うかもポイントかと思います。


キング・オブ・アングリー

出場資格:「怒り」が入ってるネタを演じること
審査員:浜田雅功、小峠英二、竹山隆範、井口浩之

 お笑い芸人の役割の一つに、「普通の人が言いたくても言えないことを言う」というものがあると思うのですが、それを大会にしてみてはどうでしょうか。「笑い」と「怒り」という2つの感情のせめぎ合い。見た後みんなヘトヘトに疲れちゃうかもしれませんが……。


R-18ぐらんぷり

出場資格:下ネタ限定
審査員:笑福亭鶴光、ケンドーコバヤシ、渡辺隆、紺野ぶるま

 これも上記の『…・アングリー』と同じ開催理由です。一概に「下ネタ」と言っても、コロコロコミックに出てくるような可愛いものから、文学的な荘厳なものまで、幅の広いジャンルでもあります。それをどう表現するかが、このコンプライアンスや表現に厳しい昨今の状況を考えるきっかけに……多分ならない。


R-Oぐらんぷり

出場資格:なし(ただし、完全にラジオの音声だけで完結させるネタであること)
審査員:伊集院光、太田光、若林正恭

 「ラジオ・オンリー」という意味です。『爆笑問題カーボーイ』でやっていた、「地下芸人まつり」という企画からヒントを得ました。これだけ芸人ラジオが多い昨今、完全にラジオでだけ放送し、耳だけで聴くお笑い賞レースがあっても良いのでは。
 ラジオの大会ということで、ラジオDJとしてギャラクシー賞を受賞した方を審査員に並べましたが、3人ともやらなそう……。


お笑いバトルロワイヤル

出場資格:なし
審査員:視聴者・会場観覧者

 どうせ妄想なら最後にデカいのを。出場者自身が「お笑い」だと思うなら芸歴・ネタを問わず誰でもエントリー可能。絶対実現不可能でしょうが、全ての枠を取り払った、お笑い版『大乱闘スマッシュブラザーズ』を見てみたいです。この大会に優勝した芸人こそ、本当に「天下を取った」芸人かもしれません。


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