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過ぎたるは…。

0か100か。

過ぎたるは及ばざるがごとし

どんなに善い行いも度を過ぎれば…。
最近わたし自身も気づいていなかった事。

ある事がきっかけで仕事場を保護猫の譲渡会の会場として提供することになった。

拾った猫を夫婦でミルクを飲ませて育てた経験があり、数匹の拾った猫と暮らしていたので、保護猫活動をされている方に出会いたくさんお話を聞き驚くことばかりでした。

うちの子達も外で生まれた子ばかりです。
話を聞けば聞くほど何か協力できる事はないかと考えました。

何も知らない身です。
とにかく皆さんの活動を見て勉強するつもりで2年何も言わずにお手伝いをし、途中譲渡会を自分で主催する事を提案され、主催者もやりました。

丸三年、TNRやミルクボランティア、譲渡会の運営等、保護猫活動といわれる事を経験。

尊い命を繋ぐお手伝い。
かわいそうな子を助けた等、表面上は良い事ですが、なぜか違和感を覚えるようになりました。

とてもかわいい子猫。
ミルクを飲ませて育て、里親さんを見つけます。
スムーズに事が進めば、高価なミルク代や医療費を譲渡金という形で里親さんにご負担いただけますが、里親さんが見つからなかったら全ては基本は個人の自己負担です。

しかもその子はどうなるのでしょう?
いつまでも小さな子猫ではありません。
成長し大きくなります。

たとえ愛護団体であったとして、シェルターを完備されている所がどのくらいあるのか?

1匹2匹ではありませんよね。
病気や生まれつきの疾患があり新しいご家族が見つからなかったら?

他にも、自宅に30匹40匹も猫を保護して、私はたくさんの保護猫をお世話しています。
毎日お世話と病院通いでお金がかかります。
アマゾンのほしいものリストを作りました!って…。

お仕事はどうされてるのかと聞いてみると、驚くような回答が返ってくる方も多くビックリした事もあります。

譲渡会の譲渡条件も、自分は賃貸住宅でペット飼育条件違反をしいても、里親希望者へは厳しい条件を突きつけたり、耳を疑うような条件を言われる方も多いです。

"猫ファースト"といって、全ては猫のためと、使い方を間違えると猫のためなんだから、全部正しい!と、善意の押し売り、まるで熱狂的信者のような人もいます。

私もソファは爪とぎと化し、様々なイタズラを経験してきました。
それを猫がした事(笑)と、許してきた事を"猫ファースト"と使う事はありますが、「あなた猫飼ってますよね?好きですよね!だったらかわいそうな子を助けてください!」みたいな方が多くいます。

熱狂的だか狂信的だか、同じ活動家同士でも相手を批判し出したり、夜な夜な自宅の周辺を見回り監視したり、最近聞いて驚いたのは、snsの投稿をチェックして活動内容をチェックするのが流行っているそうです(苦笑)

もはや私の理解や想像を超えていて、付き合いきれないです。

外で暮らす猫たちの事ではかわいそうな事が多くあります。
虐待の対象となったり、事故や自然災害。
なんといっても、人間が一度は家族に迎え入れた子を人間の勝手で遺棄する事は到底許すことはできません。

少しずつ動物愛護法も厳しくなりつつありますが、まだまだ追いついていないのが現実です。

最近は愛護→愛誤(哀誤)等と揶揄されたり、高齢者や社会的弱者の多頭飼育崩壊だけでなく、保護猫活動家や愛護団体の多頭飼育崩壊も問題化しています。
支援金詐欺、クラファンなどでの資金集めも聞きます。

色々思う事はありますが、先ずは私にできる事。
それはうちの子を大切にする事。
それだけです。

己を犠牲にして猫ファーストなんです!と言われても、どう答えていいものか悩んでいます。



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