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リンパの流れが悪いってどういうこと?

リンパの流れとは

よく
『リンパの流れが悪くなっているからリンパマッサージをして流れをよくしましょう』というフレーズを聞きますが…これってどういうこと??
リンパの流れが悪くなっていて悪いものが溜まっているので流れをよくするというのですが、流れをよくして溜まった悪いものはどこへ行くの??って思いませんか?

そもそもリンパとは

リンパ系とはリンパが毛細リンパ管から静脈に流れ込むリンパ管とリンパ節で役割はおもに3つ
1. 組織から余剰になった液を取り除く
2. 消化吸収された脂質を循環系まで運ぶ
3. 免疫担当細胞の産生
つまりリンパは脂肪を吸収する小腸をはじめとして全身の臓器、組織のすきまにあって、ゆっくり流れている。リンパ節は濾過器の役目をし、リンパ系の中に入った細菌やガン細胞・異物は、リンパ節にとらえられます。リンパ節はしばしば細菌とのたたかいのために炎症を起こしますが、流れを止めて体のあちこちに広がっていかないように防いでいる。

流れが悪いのには訳がある

上記の理由から、なぜ流れが悪いのかを追求せずに流れをよくすることは危険じゃないかと考えますが…
もちろん必要な場合もある
子宮癌や乳癌等の術後に生じるリンパ浮腫では、術部のリンパ節が正常に働かないことがあり、そのリンパ節が受け持っている領域のリンパ液の流れが悪くなることがある。健康なリンパ節へリンパ液を送る施術『リンパ誘導マッサージ』というものがあります。これはちゃんとした医療機関で施術されるもので、誰でもできるというものではない。少なくともその辺のお気軽なサロンで無資格者(国家資格を持っていない人)がやっているものではないのでご注意ください。

まとめ

リンパの流れは、そうそう悪くならないし もし悪くなっているとしたらまずは病院へ行こう。ということが言いたいだけでした。

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