見出し画像

「花粉症は1日で治る!」#読書感想文

「花粉症は1日で治る!」小柳津広志(おやいづひろし)・著(自由国民社・2020)

さて、これはなんとも、マユツバのタイトルですが。

私は、先日、病院で処方された花粉症の薬が、体に合わなくて、何とか薬を飲まずに、症状を軽くしたいと思って、調べているうちに、この書籍を見つけました。

まずYouTubeの「本要約チャンネル」で内容を見て、興味を持ったので、購入しました。

著者の主張をざっくりいうと、下記の通りです。

花粉症を始め、多くの病気は、体内の炎症が原因である。
その炎症を抑える免疫は、本来は腸が作っているが、抗生物質と乱れた食事で、私たちの腸内フローラがめちゃめちゃになっている。
なので、腸をしっかり整えたら、体の炎症はおさまる。

ざっくり要約

具体的な対策は、
・フラクトオリゴ糖を摂取する
・糖質制限をする
の2本立てです。

フラクトオリゴ糖を取るとは、例えば、ごぼうを1日1本。
粉末であれば、1日10gということですが、これは、結構な量です。

ちなみに、この本で言われている、フラクトオリゴ糖は粉末のもので、食物繊維のようなものです。
オリゴ糖には種類があって、お砂糖の代用になる、オリゴ糖シロップなどがスーパーで売られていますが、それはオリゴ糖入りの甘味料で、それとは違うので、注意が必要です。

そして、著者曰く、こうして、腸を整えると、花粉症はすぐに治る。
さらには、うつ病やアルツハイマーなどの痴呆まで、良くなると。

ちょっと聞いただけでは、えっ?と思われるような、トンデモ論に感じますが、結局、腸内フローラが正常に働くと、体中の炎症を抑えてくれるので、脳の炎症にも効くのだそう。

腸内フローラは「精神の安定性」を支配すると書かれています。

著者は、微生物専門の研究者ですが、大学を退職されてから、高齢者向けのレストランを始めたそうです。

そこで、お客さんに協力してもらって、フラクトオリゴ糖を摂取してもらいながら、人体実験してみると、さまざまなアレルギー症状や、体の不調が治る人が続出したと。

食生活の乱れが、体の不調を引き起こすまでは、そう目新しい話ではないと思いますが、フラクトオリゴ糖がそんなに、効果があるものかという点は驚きます。

というわけで、まあ、ものは試しとアマゾンで購入してみました。
著者の会社で販売しているものではなく、一般的な商品を買ってみましたが、コーヒーに入れたり、料理にちょい足しして摂取しています。

そして、実はごぼうも、この本を読んだ日からほぼ毎日、すでに1週間くらい食べています。

さて、結果はというと、なんだか鼻詰まりは解消しているようなんです。
ええっ?って、驚きますよね。
これは、本当に何がきいているかわからないのですが。
また、ここ数日は雨で、花粉が少なかった?などもあるかもしれないのですが。

でも、とにかく、薬がなくても、今のところ大丈夫です。

これは、本のレビューをみても、「私はだめでした」みたいな方もいるので、誰にでも効くとは思わないし、花粉症の重度にも関係すると思います。

また、私も、完全に治ったわけではなく、目が痒かったり、鼻が詰まるときも、多少はあります。

さらに、著者は「糖質制限」との2本立てで、することも大切と言われていますが、私はスイーツやパンなんかも食べているので、その点は守れていません。

なので、人それぞれではあると、前置きした上で、
気になる方へ、一応、本要約チャンネルはこちら。

薬で症状を抑えるより、アレルギー反応が出なくなる方が、良いに決まっていますよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?