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わざわざ実家から送ったゴミ?

こんにちは。

数年前、母親に「いい加減にどうにかして」と言われて、実家に置きっぱなしにしてあった、私のモノたちを、東京の住まいに送りました。

多くは、雑誌のバックナンバーです。
私は若い頃、雑誌が大好きで、主に80年代ー90年代に購入した、大切なコレクションたちでした。
ファッション誌、音楽誌、サブカル誌、ああ懐かし。

他には、ライブ・映画・美術展のチラシやパンフレット。
かなりの量がありましたが、どれも手放せず、何回かに分けて箱詰めし、せっせと送りました。

さて、それらは今、どうなったかというと、これまたせっせとゴミの日に捨てる結果となりました。

せっかく、お金も手間もかけて、送ったものの、東京の部屋で、それらは箱に入れられたまま、放置されていました。

それはそう、何十年も前の雑誌は、もう今更、読むことはありません。ただ、置いてあるだけ。

さらに私は、それらのために、本棚のスペースを空けることすらしないんだと、気がついたのです。

じゃあ、なんで持ってるんだろう?

なんでかわからないのですが、自分は10代、20代の時、これに夢中になっていたという、そのひとつひとつが、自分の要素みたいなもので。
なので、それを捨てるのは、自分を否定するような気になっていたのだと思います。

結局、意を決して、処分することにはしたのですが、私のかけらが、他人の所有物になるなんて、耐えられなくて、メルカリで売ることも、古本屋に持っていくことも出来ませんでした。

手放すまでには、本当に時間がかかって、捨てるときは具合も悪くなって、ふらふらになりながら、少しずつゴミ捨て場に運びました。

今、振り返ってみて、実は、それほどスッキリ感はないのですが、そのまま持っていたら、それはそれで、いまだにモヤモヤと、置き場所を考えていたんだろうなと思うと、悩む時間を短縮できたのは、良かったのかもしれません。

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