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【モンテッソーリ教具紹介】その1


教具とは

モンテッソーリ教育では、子どもの敏感期に応じて、発達を促すために教具と呼ばれる道具を使います。

またその教具に集中している時の事をおしごとと言います

教具、集中現象なんて普段使いなれない言葉で言っていますがモンテッソーリ教育なんて知らなくてもまた意識していなくても単純に子どもがはまって無心になってる行動ってよくありますよね?

そう!あれなんです。

その園児が今何にはまっているか?を観察していわゆる敏感期を知り集中できる教具を提供するもの保育士のやるべき事だと思っています。

コイン落し

いわゆる貯金箱のようにコイン一枚が通る穴がありそこにどんどんコインを落としていきます。単純なおしごとのように見えますがコインの向きを合わせないと落とす事が出来ず1歳半〜2歳児くらいの子が集中して行っています。コイン落としとケースのフタを回して開ける動作もあり集中現象がみられおやつの時間も忘れ1時間ほどしていました!しかも今朝提示して午後には出来ていました。

ここに紹介する教具はダイソーやホームセンター等どこでも手に入るもので作られています。木製のコインを用意していますが本物のコインと缶の貯金箱とかだと落とすと音が鳴り面白いかもしれません。本物ってのがポイントでモンテッソーリで言う「提示」を特別しなくても大人の行動を見て面白そうと思うことも敏感期に繋がる行動だと考えます。そんな時大人が使っている本物の道具だとより興味をもって取り組む場合があります。

木製コイン

軟質ネームプレート入れ

もう一つは軟質のネームプレートをプラケースのフタの切り欠きに入れていく教具。コイン落としのようにすっと入るものではなくグイっと押し込む動作がありまた違った面白さがあります。カラー分けもしてありそれに合わせて入れていく楽しみもあります。

軟質プレート入れ

一瞬の敏感期を逃さずに環境を整備していく。目で見えるできるようになっていく様は本人の自己肯定感にもつながる見えない成長(非認知能力)にも一役買っています。

子どもにとって世界はすべてが目新しい事でキラキラしているんでしょうねー。いやー正直その集中力がうらやましい(笑)

めぐみ保育園主任保育士 粕谷誠二


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