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人づきあいは信頼関係をたいせつに ラポールのおはなし

ぽかぽかの春。新年度がはじまりました。
就職や異動で4月から新生活をスタートさせたかたは
あたらしい環境でドキドキですよね。
そうでなくても職場に新人さんが入ってきたり、上司が変わったり。
お子さんの学校のクラス替えで新しいママ友づきあいが始まったり。
多かれ少なかれ、なにかしらの変化がある季節です。

はじめてのひとに会うとき、お互いに
「この人はどんな人かな?」
って気になりますよね。

「いい人だといいな。仲よくなれるかな?」
と期待と不安が入りまじります。

今回は 相手とのよい関係を築くためのポイントをお伝えします。

大切なのはラポールを築くこと

ラポールとは心理学用語で、心と心がかよい合ったつながりを意味する
信頼関係のことをいいます。

ラポールの語源はフランス語で「架け橋」。
信頼の架け橋があれば、おたがいに安心してコミュニケーションをとることができます。
素直に考えをつたえたり、本音ではなすことができるでしょう。

ラポールを築くためには、まず第一に相手のはなしによく耳を傾けることです。
よく見て、よく聞いて、受け入れようという姿勢があれば
相手も大切にされていると感じることができて、好感を抱いてくれます。

最初が肝心 といって相手のことをよく知らないのに
一方的に価値観をおしつけたり、外見や行動を批判したりするのは
ゼッタイにNGです。
(昔気質の上司や、きびしいお姑さん、きびしい親、体育会系の部活でよくありそう)

このNG対応をされてしまった時の気もちといったら…。
怒れるし・悲しいし。
その後よっぽどのことがない限り、心を閉ざしてしまいます。

それではラポールを築くためにカンタンにできる事を紹介します。

共通点をみつけて距離をちぢめる

好きなものがおなじだったり、出身地がおなじだったり、共通の知りあいがいたり。
共通点があるとグッと距離がちぢまります。
趣味がおなじだと一気に会話がもりあがりますよね。

背の高いコには背の高い友だちが多かったり。
カップルの雰囲気がどことなく似ていたり。
会話をしなくても、相手をみただけでなんとなく気が合いそうだなと分かることもあります。

小さなことでもいいので、ゲーム感覚でたのしみながら共通点をさがしてみるのもいいですね。

ミラーリングで親近感アップ

ミラーリングとは相手のしぐさや姿勢をマネするテクニックです。

相手が笑顔だと自然とじぶんも笑顔になる とか
仲のいいひとのあくびがうつる 
なんてことは無意識のミラーリングになります。

表情や、うれしい・悲しいといった相手の状態は
ナチュラルにミラーリングすることができます。
感情をミラーリングすることは相手に共感することにもつながります。
おススメは、相手が笑ったら自分も笑うこと。
楽しさを共有できるし、笑いのツボが同じという印象はポイント高いですよね。
ネガティブな感情のミラーリングも
「わたしのつらい気持ちを分かってくれている」
と感じて仲が深まります。

しぐさのミラーリングのやりすぎは不自然になるので気をつけましょう。
すこし間をおいてマネするなど、さりげなく行うのがポイントです。
食事の時であれば相手と似たようなメニューを頼むのもいいですね。

おわりに

信頼してもらうための第一歩は、相手に安心してもらうことです。
相手に関心をもち、ウェルカムなオーラで接することで
打ちとけやすくなります。

ミラーリングも、相手と良好な関係をつくりたいという気もちがあってこそのテクニックです。
あたたかな気もちで相手と接することから始めてみませんか?

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