人生の「ヨーダ」を問う
おはようございます、みやこびとです。
突然ですが、かの有名なSF超大作、「スターウォーズ」を観たことはありますか。
悲しいことに、わたしは観たことがありません。
よく聞く登場人物の名前だけは知っているけど、彼らが敵なのか味方なのか、そもそもどんな役回りのキャラなのかすら全く知らない状態。
なんなら、基本的に名作と言われる作品を全然知らない、カルチャーマインドの極めて低い人生を送っている。サミシイ
これ全部観たことないけど?って人がいたら仲良くなりたいです。
***
さて、そんな名作を全然知らずに生きてきたわたしでも、名前くらい知っている超有名なキャラクターが、思いがけずNHKの「100分de名著」(「千の顔をもつ英雄」ジョーゼフ・キャンベル回)に登場した。
観たこともない超有名作のキャラクターを突然引用し始めるという暴挙だが、これには理由がある。
昨日も書いたけど、NHKオンデマンドの「100分de名著」(「千の顔をもつ英雄」ジョーゼフ・キャンベル回)を最近観ていて、
その第2回で、「神話のスタートの鍵を握る、重要人物との出会い」が描かれるのだが、まさにスターウォーズを例にとれば、それこそ「ヨーダ」だったのではないか、という話になるのだ。
すごい言葉である。
・・・でもあんまり考えたことがない。
人生を変えたなって出来事は、これまで何度かあったけど、具体的に「そのきっかけとなる人」や「重要人物」ってあまり意識したことがないのだ。
とはいえ、わたしが百名山に狂うきっかけをくれた(というか、山歩きの楽しさを教えてくれた)「山の師匠」は確実に「ヨーダ」である。
うーん、あとは・・・
会社員をしながら美大の大学院をなんちゃって受験したら合格して、「えええっどうしよ!会社続けながら大学院通えちゃうかな?!」とか甘すぎる見立てを述べていたわたしに、
と盛大に背中を押してくれた現在のオット氏(当時は彼氏)も間違いなく「ヨーダ」である。
今思い返すと、この発言は褒めてるのか、けなしているのかちょっと面白い。
でも事実、会社員を続けることは向いてなかったし(←)、互いに商社の総合職で、このままいけば世間でいうパワーカップル(?)だったのに、あっさりとわたし自身のためになるキャリアを後押ししてくれたのは、すごいよオットヨーダ。
あの時の後押しがあったから、いまこうして「みやこびと」とかふざけた名乗り方をしつつ、自由に仕事ができて生きています。ありがとな。
***
自分の人生の「ヨーダ」、ちょっと考えただけで意外といた。
わたしのカタツムリ以下の記憶力のせいで、今回パッとお名前を想起できていないだけで、きっと確実にわたしはたくさんのその他ヨーダたちにも支えられているはずだ。名もなきヨーダたち(失礼)、本当にありがとうございます。
みなさんにとっての、人生の「ヨーダ」は誰でしょうか。
こういうカジュアルだけど、ちょっと世界への目の向け方が変わる視点って大事にしたいものですね。
おこがましいかもだけど、長く生きていくならいつか自分も「誰かにとってのヨーダ」になれたりする瞬間があるのかな。
でもきっと、日常の「ヨーダ」自身は多分そんな自覚がないまま過ごしているから「ヨーダ」になりえるんだろうな。
これからも、たくさんの「ヨーダ」に出会える人生でありますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?