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発足に向けて前進!地域活動部(仮)のこれから

はじめに

8〜9月に行われたIWATE実践型インターンシップ2022夏in宮古。

みやっこベースでは、都留文科大学文学部英文学科3年 阿部李紗さん、東洋大学国際学部2年 亀山ゆうあさんの2名を受け入れ、高校生の探究活動を後押しする「地域活動部(仮)」の発足をミッションに活動してもらいました。

2人にインターンシップの振り返りと、今後の地域活動部(仮)について記事を書いてもらいました!

そもそも地域活動部(仮)とは?

地域活動部(仮)では「ボランティアがしたい」「なにかに挑戦したい」「居場所がほしい」などの想いを抱えている宮古市の高校生が放課後や休日にさまざまな活動をできる環境や機会を提供します。

約1ヶ月半で行ったこと

今回のプロジェクトで私たちインターン生は地域活動部(仮)の部員30名獲得をメイン目標に、ニーズの調査、イベントの企画立案・実行、今後の地域活動部(仮)の基盤づくりを行いました。
 

①ニーズ調査

オンライン期間と現地での最初の1週間は、もともとみやっこベースと繋がりのあった宮古市の高校生、みやっこベースのOBOG、そして地域の大人の方複数人に対してヒアリング調査を行いました。

また、宮古市の全高校生に対して事前に配布していたアンケートの集計を行い、地域活動に対する興味関心や普段の生活についての回答を得ることができました。

高校生へのヒアリングの様子

②イベントの企画立案・実行

現地での活動の2週目以降は、イベントの企画立案・実行を行いました。イベントの案をふせんに書いてアイデア出しを行い、その中から実行が可能なもの、高校生にニーズがありそうなものを選びスケジュールを設定しました。

具体的に実施したイベントは以下の通りです。

【実施したイベント一覧】
8/29  みやっこchat house~with大学生~
9/3,4  新たな本と出会おう
9/8   テーマ別討論会
9/11  フィルムカメラさんぽ
9/14  放課後ボードゲーム交流会
9/17  浴衣de秋まつり
9/17,18 みやこ秋まつりボランティア

イベントの周知のためにSNS(Instagram,Twitter)での告知を行い、チラシを作成しました。

Twitter:https://twitter.com/miyakko_chiiki?s=20&t=VAhwCBtWp1SWneOs-u71Mw
Instagram:https://instagram.com/miyakkobase.chiiki?igshid=YmMyMTA2M2Y=

チラシ1枚目では「新たな本と出会おう」「フィルムカメラさんぽ」の2イベントについての内容を記載しましたが、結果としてはイベントへの集客ができませんでした。

その原因として、チラシを各クラスに1枚しか配らなかったため高校生まで届かなかったのではないかと考え、後半3つのイベント内容について記載した2枚目のチラシは宮古市の全高校生へ配布することにしました。

「放課後ボードゲーム交流会」に関しては集客ができなかったものの、「浴衣de秋まつり」と「みやこ秋まつりボランティア」に関しては目標を超える人数の高校生の参加がありました。特に、「みやこ秋まつりボランティア」には23人参加者が集まったことから、ボランティアへのニーズは高いのではないかという仮説も見えてきました。

ボランティアの高校生たちには子ども広場の受付などを担当してもらいました

③今後の地域活動部(仮)の基盤づくり

7週目、秋まつりが終わってから最後の1週間は今後の地域活動部(仮)の基盤づくりを行いました。地域活動部の意義について時間をかけてミーティングをすることで、運営側であるみやっこベース内での共通認識を深め、今後の地域活動部(仮)についての方針を書き出しました。最後に今後の地域活動部(仮)について高校の先生に対してプレゼンを行い、今回のインターンは終了しました。

先生方へのプレゼンの様子

インターンを通しての成果、課題

今回のインターンの成果としては、計9回のイベント実施から、宮古の高校生にはボランティアのニーズがあることが分かりました。また、イベントなど様々な高校生と関わる機会を通して、高校生との繋がりを確保でき、「地域活動部(仮)」の仮メンバーを25人集めることもできました。

今後の課題としては、高校生とのコミュニケーションを欠かさないように、みやっこハウスへの常駐・臨時スタッフの配置をすること。また、さらに多くの高校生に「地域活動部(仮)」を知ってもらえるように、情報提供や活動機会の提供を定期的に行うことが課題となります。

今後の地域活動部(仮)はどうなる?

今後、「地域活動部(仮)」の運営は、インターン生からみやっこベーススタッフに引き継がれ、これからも活動を続けていきます。

内容としては、定期的なボランティア活動の機会の提供、イベントの実施、さらには宮古の街に高校生が関わる長期プログラムも考案されています。これからも、宮古市の高校生に対して、常に何かしらの情報が届けられている状態を作っていきます。

インターンを終えて

阿部 李紗
私が高校生の時、宮古は何もないところだとずっと思っていました。しかし、今回のインターンでたくさんの人に出会って、地域ならではの人の優しさに触れることができました。都会に比べたら物理的には何もないかもしれませんが、面白い大人はたくさんいます。つまり、同じ街にいても、誰と居るのかによって、その街の価値は大きく変わるんだと今回のインターンで感じました。

私は、またいつか「地域」に足を運んで、何か人のサポートをする活動ができたらいいなと思っています。この経験が無駄にならないように、面白い大人になるための努力をしたいです!最後に、このインターン期間に関わってくださった全ての方々へ、ありがとうございました。

亀山 ゆうあ
今回のインターン期間中、壁にぶつかりながらも全力でこのプロジェクトに立ち向かうことができたことは良い経験になりました。やはり集客が一番の壁でしたがどうすればいいんだろう?ということをずっと考えて考えたことは行動に移せたこと、その頑張りが報われたことが嬉しかったです。

今回の経験の中で、人のサポートをしたり、人と人とをつなぐ役割に対してのやりがいや楽しさということが感じられました。また、もともとまちづくりなどに興味はあったのですが、縁もゆかりもなかった宮古市で過ごしてみて、地域に対する興味はより深くなりました。考えを伝えることの難しさも改めて感じましたが、普通に過ごしていたら出会うことのなかった人たちに出会えたことにも感謝です。改めてインターンを通して関わってくれた皆さんへ、ありがとうございました!

高校生ボランティアコーディネートの様子

おわりに

いかがでしたか?
みやっこベースのインターン生2人は、高校生の探究活動を後押しする「地域活動部(仮)」の発足に向けて、歩みを進めてくれました!

最初は参加者集めに苦戦していましたが、最終的には地域活動に関心のある高校生を集めてLINEグループを作成し、いつでも情報が発信できる状態を作ってくれた2人に感謝です。

みやっこベースでは、2人が作り上げてきたものを引き継いでいきたいと思います。約1か月半の間、大変お疲れ様でした!