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《ひと》 広報スタッフ 島越彩香


こんにちは!
この4月から副業でみやっこベースの広報を担当することになりました、OGの島越です。

今回より、連載企画《ひと》をスタートします!みやっこベースのスタッフやサポーター、利用者、OBOGなど、みやっこベースに関わる人物を紹介していきます。

第1回は、みやっこベース設立当初から1期生として活動に参加してきた私、島越の自己紹介からスタートです!


「大学卒業したら宮古に帰ってきて、みやっこベースを継ぎます!」

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高3の3月、みやっこベースの卒業式で、自信満々でそう宣言したことを覚えています。今思えばとても恥ずかしいのですが、8年後、まさか自分が本当にみやっこベースで働くことになるんて、当時の私に教えてあげたいですね(笑)

そんな私のプロフィールはこちら。

島越プロフィール

プロフィール
1995年生まれ。岩手県宮古市出身。3.11で被災した後、みやっこベースと出会う。活動の中で地元愛が芽生えるのと同時にまちづくりに興味を持ち、宮城大学事業構想学部に入学。コミュニティビジネスを学ぶ傍ら、教育系の学生団体での活動や起業家支援団体MAKOTOでのインターンなどを経験。卒業後は、宮城県丸森町の一般企業に勤めたのち、自治体連携事業を展開する仙台市の株式会社MAKOTO WILLに転職。現在は、週4日MAKOTO WILLに勤めながら、副業として週1日みやっこベースの広報を担当している。

みやっこベースとの出会い

中3の卒業式目前、震災で被災した私は、特に将来の夢も熱中できることも見つけられない平凡な中学生でした。しかし、震災をきっかけに、地域のために働く大人たちと出会い、私も宮古のために何かしたいという想いを持つように。当時の私にはどんな活動の選択肢があるのかわからず、悶々とした日々を過ごしていました。

転機は高校2年生の時。友達から誘われたことをきっかけに、NPO法人みやっこベースに出会います。高校生がまちを活性化させるアイディアを発表する「高校生プレゼン大会」や、毎月テーマを変えて地元や自分の将来を考えるワークショップ「高校生サミット」などの活動を行ってきました。

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中でも一番印象的だったのは、宮古の課題や将来像を考えるワークショップに参加したとき。「私がやりたいのはこれだ!宮古をより良くする仕事がしたい!」と、人生で初めてやりたいことを見つけられ、心の底からワクワクしたのを覚えています。

この経験からまちづくりやコミュニティデザインに興味を持ち、推薦入試で宮城大学を受験。面接ではみやっこベースでの活動、宮古に対する想いを熱弁し、無事に合格することができました。

選択肢が広がった大学時代

大学では事業構想学部事業計画学科に在籍し、コミュニティビジネスを専攻しました。宮古に比べて圧倒的な選択肢が転がっている仙台に引っ越してきたからには「とにかくチャンスを逃すまい!」と、学外に出て活動を始めました。

具体的には、キャリア教育を手がける認定NPO法人カタリバのボランティアスタッフや、起業支援団体MAKOTOでのインターン、みやっこベースでのインターン、カンボジアへのスタディツアー、仙台を拠点にした岩手コミュニティ「岩手わかすゼミin仙台」の運営などなど。

どこへ行っても「宮古に帰ってまちづくりがしたいんです!」と、会う人みんなに宣言していた私でしたが、初めてつまづいたのは就活の時期。

この頃から、迷いが出始めました。いろいろなことに挑戦するたび、自分の世界が広がり、尊敬できる仲間や大人たちとたくさん出会うことができました。それと同時に、「自分が今宮古に帰って、貢献できることがあるのだろうか?いや、まだ帰れない。」という想いが強くなったのです。

就職と転職

迷いに迷っていたタイミングで、MAKOTOインターンの活動の中で縁のあった宮城県丸森町の企業にお声がけいただき、入社を決意。広報や接客、イベントの準備運営、商品開発のリサーチなど、さまざまなことを経験させてもらいました。

しかし、まちづくりというテーマから疎遠になったこともあり、「やっぱり地域に深く関わる仕事がしたい」という気持ちがどんどん強くなっていきました。

そんな時、MAKOTOの地方創生事業部が分社化し、株式会社MAKOTO WILLが誕生したと聞きました。当時の私には、うってつけの環境でした。一度にいくつものプロジェクトが並行しており、たくさんの事例を学べる。ベンチャー企業で若く尊敬できる先輩方がたくさんいる。成長できる環境が整っている。だから、いつか宮古に持ち帰れることがあるはずだ。

そう確信して転職を決め、主に広報・マーケティング・アシスタントを担当。時には地域に深く関わるプロジェクトも担当させていただき、現在で3年目になります。

週4本業、週1副業

昨年、みやっこベースが受託した宮古市の学生支援事業「ウミネコミヤコの潮風便」にボランティアとして関わらせてもらったことから、仕事として宮古に関わりたい!という気持ちが一層強くなっていきました。

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現在勤めているMAKOTO WILLはベンチャー企業ということもあり、もともとリモートワークや副業などに柔軟な会社。宮古での副業を検討する中で、週休3日制度があることを知り、恐る恐る代表に提案してみることにしました。

ありがたいことに、「社員の幸せを応援したい」と快くOKをいただき、現在は完全リモートワークで週4本業、週1副業という働き方をしています。受け入れてくださった、MAKOTO WILL、みやっこベースには本当に頭が上がりません!

今後の展望

みやっこベースでの私のミッションは、「広報によって応援者を増やすこと」。主に、今まで発信していなかったストーリーを伝えることや、実績をまとめ、発信していきたいと思います。

そして、個人的にもやりたいと思っていることが2つあります。

1つは、OBOGでなにかプロジェクトを興すこと。先ほど触れた「ウミネコミヤコの潮風便」では、7年ぶりにOBOG有志が集まり、みんなで企画立案をしました。またこんな風に、宮古の大人やOBOGたちと一緒に、地元に貢献できるワクワクするプロジェクトをやりたい!今度は高校生ではなく「社会人」として宮古に仕事で貢献したい!という気持ちが強くなっています。

もう1つは、働き方のロールモデルになること。いつか宮古にUターンしたいと思っていた私ですが、結婚を機に現実的ではなくなりました。しかし、リモートワークや副業が当たり前になりつつある今、Uターンしなくてもこうやって十分関われることが分かりました。もし、私と同じく悩んでいる方がいたら、「こういう関り方もあるんだ!自分にもできそう!」と一歩踏み出すきっかけになれたら嬉しいです。

おわりに

振り返ってみると「宮古といかに関わるか」を軸に悩みながら進んできた8年間でした。

みやっこベースに出会ってから私の世界が広がり、本当にたくさんの方と出会い、お世話になりました。この場を借りて、今までお世話になった皆さんにあらためて感謝の気持ちをお伝えできればと思います。

ようやくスタートラインに立てたので、これからはみやっこベースの広報担当として、頑張りたいと思います!

(もしこの記事を読んで、もっと話を聞きたい、一緒にやりたいという方、OBOGの方がいたら、ぜひお声がけしてもらえると嬉しいです!)

【いいな、と思った方へ】
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【お問い合わせ】
NPO法人みやっこベース
メール:miyakko.base@gmail.com
電話 :0193-77-3809
HP    :https://miyakkobase.org/