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中京大学大内教授に さらなる「盗用疑惑」盗用先媒体数は計15に

 大内裕和元中京大教授(現武蔵大教授)に、続々と「盗用疑惑」が発覚している。月刊誌『生活共同組合研究』2017年2月号だけでなく、ウエブの季刊誌『現代の理論』7号(2016年2月発行)に大内氏が執筆した記事「給付型奨学金の実現を参院選の争点に」のなかにも、本ブログ筆者(三宅)が雑誌『選択』2012年4月号に書いた無署名記事の一部とほとんど同じ記述があることが判明した。
 

『現代の理論』2016年2月に掲載された大内教授の記事


『選択』2012年4月号記事(三宅執筆)


 これで、盗用が強く疑われる大内氏の著作・講演は、単著、共著、雑誌記事、講演をあわせ、著作物の件数で、本日午前中の14件を更新して15件となった。

★『日本の奨学金はこれでいいのか』第1章(大内氏執筆部分)
『奨学金が日本を滅ぼす』(出庫停止中)
★『Journalism』
★『現代思想』
★『ヒューマンライツ』
★『人間と教育』
★『貧困研究』
『ブラック企業と奨学金問題』(単行本)
反貧困世直し大集会講演
大阪弁護士会講演
『ジェイピー総研リサーチ』
『生活協同組合研究』
公益財団法人コープさっぽろ社会福祉基金主催の講演会「若者の格差と貧困~奨学金問題から考える~」2017年12月11日
東大講演「日本学生支援機構の奨学金の真実 ~教育格差はなくせるか~」(2014年4月)
『現代の理論』

※(★は科研費助成研究として報告されている)

盗用元の記事・著書
・『日本の奨学金はこれでいいのか』第2章(三宅)
・『選択』2012年4月号記事(三宅)

 研究者として、また文筆に携わる者としての基本的な作法を大内氏はわきまえていない。なぜこのような資質の人が大学教授でいられるのか、考え込まざるを得ない。

2021年6月2日「スギナミジャーナル」発表記事の再録です)

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