#64 調理場の長期修繕計画と修繕積立について
修繕積立金って知ってますか?
マンションに住んでらっしゃる方は、マンションの管理組合に毎月「修繕積立金」というのを支払ってらっしゃると思います。この金額の根拠については、40年とか50年の今後の大規模修繕の計画を元にこれから必要となる費用を試算した上で、それを1月あたり1世帯あたりの金額に割り戻して支払っていて、毎月来るべき大規模修繕に備えてるわけです。
長期修繕計画の作成は、マンションの定期的な点検・修繕を通してマンションの寿命の延長・快適な居住環境の確保、そして区分所有者の資産であるマンションの資産価値を維持することを目的としています。
長期修繕計画の中身
長期修繕の中身は、マンションの事例だと、以下のような感じです。
・外壁塗装 4~15年
・防水工事 10~15年
・タイル交換 10~30年
・配管設備 20~25年
・ガス設備 25~30年
・エレベーター 20~30年
要は、こういった計画に沿って手を入れていかないと、まず長持ちしないし、「壊れたら直す」では日常生活に支障が起きるリスクが高い、そして資産価値が維持できない、ということですね。
で、最近問題になっているのが、こういった計画が公共施設において作成されているのか、計画的な修繕によって管理されているのか、というところで、「全然やってきてないじゃん!!」ってことなんですよね。
学校給食調理場の長期修繕計画を作ろう!
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