伝説級に不味いパンケーキを食べた話。

先日マイプロテインがセールを行っていたので、プロテインを購入することにした。送料を安くするためには、プロテインだけでは購入金額が足らず、あと何を買おうか、プロテインバーにしようか、プロテインクッキーにしようかと色々見ているときに、プロテインパンケーキという代物を見つけた。
一食当たり186kcal
タンパク質 34g
脂質3.2g
炭水化物5.6g
という脅威のマクロに目が釘付けになり、
「パンケーキを食べてタンパク質摂取できるなんて夢のような話じゃん」
とポチった。

そして旅行に出かける直前に、待ちに待った品が家に届いた。旅行から帰るまでプロテインパンケーキおあずけなんて、とても出来そうになかったので、急いで説明通りにプロテインパンケーキの粉を水に溶かして、本来はフライパンで焼くべきところを恐竜のシリコン型に流し入れて電子レンジで1分加熱してみたら、もくもくもくもく膨れ上がり、流れ出し、ステゴサウルスもモササウルスもティラノサウルスも全てが繋がった。形も不明瞭で、ほんの少しだけ手がかりが残る、まさに恐竜の化石が土の中から少しだけ見えた時とこんな感じなんじゃないか、という見た目になった。

まぁ良い。見た目なんか良いんだ。パンケーキは美味しければそれで。
旅行の途中で手軽に美味しくタンパク質を摂取するために、今はまだ食べずにジップロックに詰め込んで、さらにハンドバックに詰め込んだ。

そして旅行中小腹が空いた時にいそいそと鞄から取り出して、なんだかもうグニグニとした感触に変わってしまったプロテインパンケーキを取り出して一口食べてみた。

不味かった。世界で一番不味い食べ物と言っても大きく間違ってはいないのではないかと思うくらい不味かった。ゴムを食べているみたいだった。パンケーキを食べてタンパク質を摂取するなんて、やっぱり夢の話だったんだ。そんな美味しい話はなかったんだ。
なんということだ。1kgも買ってしまった。

それでもケチな私は、1kgの粉が無に帰するのをみすみす受け入れる人間ではないので、先ほど「待てよ、何時間も経ったからあの伝説級に不味いパンケーキになっただけど、出来立ては美味しいのかも?」と思いつき、既定の量の10分の1の5gだけ水に溶かして、レシピ通りにフライパンで焼いてみた。

食べられました。

焼きたては良い匂いがして、食べた瞬間一瞬美味しいような気がしないでもなく、でも後味にはケミカルっぽさが漂いましたが、
焼きたては、食べられるレベルでした。
マクロ的には神なので、
たまに小腹が空いたときなんかに5gずつ(200回分だ!)焼きたてを食べる分には、十分使える品物だと思いました。

ちゃんちゃんっ

ちなみに他の方々は、ベーキングパウダーを入れたり、卵を追加したりと色々と美味しく食べる工夫しているようです。

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