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子犬のいる生活

今日は子犬が朝騒がなかったので5:30まで眠れた。以前は毎日9時まで寝ていたこともあった私だが、子犬の朝鳴きで早いときは3時や4時台から鳴き出すこともあるので強制的に早起きの習慣がつき、自然に5:30には起きるようになってしまった。
5:30に起きると子犬はおもちゃで一人で遊んでいて、「今日のうちの子は鳴きもせず一人で遊べるなんて、なんて偉いのでしょう」という気持ちを激しく込めて子犬を褒め称えた。子犬は嬉しそうな誇らしそうな満面の笑顔で飛びついてきて私の耳をハムハムしていた。

その後子犬の朝のトイレ・遊び・朝ごはんと私の身支度がひと段落すると、子犬もまたのんびりモードに入ってくるので、私は機を逃さずデスクワークを開始する。すると子犬が膝の上に乗ってきて眠りの続きを始める。
すーすーとお腹がゆっくりと上下するのが脚から伝わってきて、そこで確かに暖かい命が私に身を委ねているのだと思うと、世界の水深がぐっと深くなるのを感じる。雨の音も、薄暗い部屋でパソコンから漏れる光が作るペンの影も何もかもが宝石のように価値を顕現させている。子犬が噛んだ腕時計についてカピカピになったなんかのカスでさえも可愛い。

私の人生にほんの少し足りなかったものが今満たされている気がする。
まぁ、出来ればタイ語のエキスパートになって難しい仕事を軽々とこなせるようになれればもっと良いけど、今の幸せを噛み締めることの方が大切かもしれない。


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