パピー教室

そういえば先日パピー教室に行ってきた。全4回の1回目で4回トータルで11000円かかる。感想は、行って良かった、と思った。
ドッグトレーナーの方に、効果的なトレーニング方法を教えてもらえて、急に我が子が天才になったように感じた。
もちろん家でもその訓練は続けている。
ただ、その先生の言うことを全て鵜呑みにするのも良くないのかなとも思っている。
例えば甘噛みの悩みに対してトレーナーの方は「景色を完全に変えた方が良いので噛んだらすぐケージやクレートの中に入れましょう」と言っていたが、うちの子にそれをしたら、一瞬でケージやクレート嫌いになって一生自分から入ってくれなくなりそうだ。

この1ヶ月色々経験して思ったのは、
「やるようにすること」は圧倒的に「やらないようにすること」より簡単だということだ。ドッグトレーナーの人がいかに「やるようにする」良い方法を教えてくれたとしてもこの人が言う「やらないようにする」方法がうちの子にとって正しい方法かどうかは、盲目的に従うべきではないと考える。
上手いこと「やらないようにする」ために何かを「やる」方向に導けたら良いが、全てのことをそれで教えられることではないし、何より将来的に突発的に出てきた「やるべきでない」ことにきちんと対応できるようにならなくてはいけない。

ちなみによくしつけの本で見かける、「ダメという言葉をはっきりと言い、犬が辞めたらご褒美をあげましょう」というのがある。さらに詳しく「犬は最初の段階のことをもう覚えていないので、ダメの後で止めたらご褒美がもらえたことだけを覚えます」と言う人もいた。
この 悪いこと→ダメ→止める→餌
のサイクルを私が実際にうちの子にやってみると、最終的に餌がもらえることを分かっていて敢えて怒られることをするサイクルが発生してしまった。
私の髪の毛に噛み付く→ダメ→やめる→餌
を繰り返してしまう。私の髪の毛はもはや彼女にとって打ち出の小槌だ。
嘘つきー!うちの子覚えてるんですけどーーーー!

そんなこんなで、やっぱり他の子で出来たことがうちの子で出来るとは限らないわけだ。そのためいくら辞めたとしても悪いことをした後でご褒美をあげるのはやめた。
今は「ダメ」(実際はタイ語でไม่(マイ)と言ってるわけだが)と言いながらリードをピクピク引っ張る、というのをひたすら繰り返している。リードがすぐ手元にない時は、その時々でダメと言っておもちゃを取り上げるとか、ダメと言ってとにかく要求に応えないとかを繰り返している。
あんまり劇的な効果はないが、興奮していないときは聞いてくれるときもあるので、意味は分かってくれているっぽいが、興奮度が上がれば聞いてくれない。この辺はまだ主従関係が成立していないんだろうなと思う。
まぁ、まだまだゆっくりやっていこう。

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