アプリ「書く習慣」2024年5月16日~2024年5月24日の作品

「愛があれば何でもできる?」

 休日の昼間、恋人と二人で過ごしている。僕達は、ソファに座って寛いでいる。
僕の中に一つの疑問が浮かんだ。そこで恋人の彼女に聞いてみる事にした。
「あのさ、ふと思ったんだけど、君は愛があれば何でもできる?と思うかな?」
彼女は首を傾げながら質問に答えた。
「うーん。何でもか。それはできないと思う。でも、愛があれば困難な事を二人で乗り越えていけると思うよ」
「そっか」
「うん」
「僕は、君と一緒に困難な事を乗り越えていきたいな」
「私もそうだよ。お互いに支えあって一緒に乗り越えていきたい」
彼女はニコッと笑った。
 これから、困難な事が起きても彼女とならば、支えあって乗り越えていけるだろうと僕は思った。
2024/5/16 21:20:34

「真夜中」

 私の両親が海外に赴任する事になり、大学1年生の私が日本で1人でなる事を心配した心配性な両親が、幼なじみの家族に頼んで今は、大学2年生の彼と暮らしている。
「眠れないなぁ」とつぶやく。
ベッドには入ったが、目が冴えている。思い切って起きてお茶でも飲もうか。と思い、起き上がった。
私は自室を出た。
 リビングの部屋の電気が付いている。24時を過ぎて彼は寝ているはずなのに、誰がいる。
ドアを開けた。
「やぁ、寝れないの?」
「びっくりした!」
パジャマ姿の彼がいて、お茶を飲んでいた。
「幽霊とかでも思った?」笑いながら彼は言う。
私はうなづいた。
「君も寝れないの?」彼に聞く。
「うん」
「私もお茶飲みたいな」とキッチンにいる彼に駆け寄る。
彼は、お茶を淹れてくれた。
「お茶、美味しい」
「それは良かった。新発売していて、君が好きそうだなぁって思って買ってみたよ」
「ありがとう」
「いえいえ」
「外を見ると、月が綺麗だよ」と彼が言う。
「ほんと?そういえば最近月をみていないなぁ」
私は窓を開けて、彼と二人でベランダに出た。
「ホントだ!月が綺麗だね」
「そうだろう?」
彼は、笑っていた。
真夜中に空に浮かぶ月は綺麗だった。
私は隣にいる彼に今なら言えると思った。
私は深呼吸をして言った。
「私、あなたの事が好き」
「うん、ありがとう。俺も君の事が好きだよ」
私達は、その日、恋人同士になった。
 もしかしたら、真夜中の月は不思議な力があるかもしれないと私は思った。
2024/5/18 0:52:12

「恋物語」

 高校生の私は、サッカー部の彼を一目見た時から、好きだ!と思った。彼に一目惚れしたのだった。彼を目で追いかける事が多くなった。
「君、いつも僕の事、見てるよね?」
ある時、彼から話しかけられた。
「ごめんなさい。迷惑でしたよね?」
私は頷いた。
「いや、迷惑じゃなくて、えっと」
彼は口ごもりながらも言った。
「僕も君の事を見てた。いつの間にか、気になってた。君の事、好きだって自分の気持ちに気づいた」
「えっ?!それは」
私は目を開き、驚いていた。
「僕、君の事が好きです。付き合ってください」
「はい。私、君に一目惚れした日から君の事を目で追っていました。こちらこそよろしくお願いします!」
 私と君は、恋人になった。今は胸が幸せでいっぱいだ。これは私と君の恋物語だ。
2024/5/18 20:04:10

「突然の別れ」

 涙がポタポタと落ちた。
もう君には会えない事がすごく寂しい。
突然の別れは受け入れられない。
辛いよ。
君ともっと話せば良かった。
後悔だけが残っていて消えない。
君の笑顔を思い出すよ。
君の事を忘れないよ。
2024/5/20 0:14:27

「理想のあなた」

 進路の事で親と喧嘩をして落ち込んでいる私に、彼女は言った。
「あなたは、あなたが思う、理想のあなたを目指せばいいんだよ」
「そうかな」
「うん!そうだよ!」
「アドバイスありがとう!」
「うん!」
 彼女の言葉でポジティブに考える事が少しずつ出来るようになるかもしれない。理想の自分を目指したい。と私は思った。
2024/5/20 23:36:13

「透明」

 今日は、二人で山登りをしたり、川に行ったりしてリフレッシュした。
川に入って君は、「冷たいー!」と叫んだ。
「そうだね。冷たい!」
彼女が、「ねぇ!ここの川の水が透明で綺麗だよ」
と言った。
僕は、彼女の隣に行き、水を手ですくってみた。
「ほんとだ。透明だ」
「私、この水みたいに透明になりたいなぁ」
と小さな声で独り言をつぶやいた。
「そうなの?」
「あれ?私、声が出てた?」
僕は頷いた。
「その理由は、また機会があったら話すよ」
君は笑って言った。
 君が独り言を言っていた時、今にも消えて、透明になってしまいそうだ。僕が君を支える事が出来たらいい。と僕は思った。
2024/5/22 0:00:30

「また明日」

いつもの帰り道。
「じゃあ、また明日!」
「うん!また明日!」
僕たちは笑顔で別れた。
 それが君との最期に交わした言葉だった。まだ君と一緒にしたい事や話したい事がたくさんあったのに、僕は後悔した。君がいない世界なら、また明日なんてこなくていいと思いながら眠りについた。
2024/5/22 23:11:49

「逃れられない」

 最近、昔の記憶を思い出す事が多い。その記憶は、自分が嫌だなと感じた、思い出したくない記憶を仕事をしていて、ふとした時に思い出し、集中力が切れる。
「席を外します。飲み物、買ってきます」
私は席を立った。
「はーい。分かった」
隣の席の同僚が返事をした。
 仕事場を出て、自動販売機で何を飲もうか?と選んでいると、トントンと優しく肩を叩かれた。振り返ると、幼なじみの君がいた。
「よう!どうした?なんか元気ない?」
「うん。ちょっとね、仕事中に、思い出したくない記憶を思い出して、集中力が切れたから気分転換をにしきたんだ」
「そうか。それは辛いし、苦しいよなぁ」
「うん」
「俺だったら、過去は過去だ。って割り切ろうとするけど、なかなか難しいよな」
「うん。君でもそう思う事、あるんだね。私、過去から逃れられないって思うんだ。」
「あるよ。あっ、嫌だなって思った経験があるから、気をつけようとするし、その経験があったから今がある!って思えば少しは楽になるか?」
思いついた!という表情をして君は言った。
「そうだね。少し楽になるような気がするよ」
「良かった」
「でもよく私が悩んでいる事があるって分かったね?」
「そりゃ、何年も一緒にいれば分かるだろう」
「そっか。そうだね」
私は笑っていた。
「やっと笑ったなぁ」
君は嬉しそうな顔をした。
「話を聞いてくれてありがとう」
「うん」
「あっ、そうだ、飲み物買いにきたのに、まだ買ってないや」
「私も」
自動販売機で、私はお茶を、君はコーヒーを買った。
「じゃあな!仕事、無理するなよ」
「うん!」
 私は、過去からは逃れられないと思った。それでも前へ前へと一歩ずつ、進んでいく。いつか、笑って日々を過ごせるように。
2024/5/23 23:59:29

「あの頃の私へ」

 一番辛い時期だったあの頃の私へ手紙を書こう。私は筆を取った。

 あの頃の私へ
 元気ですか?と書いてみたけれど、きっと元気じゃなくて、仕事で精神的にしんどいと思う。今は辛いだろうけれど、周りの人達に相談して乗り越えていくから大丈夫。
 今、私は、元気に過ごしているよ。仕事も大変だけど、こなして推し活も楽しんでいるよ。
あの頃の私に声をかけるとしたら、頭を撫でて、「あなたは、よく頑張ってる。大丈夫」と言って安心させたいな。
 これからも苦しい事や辛い事があると思うけれど、周りの人達に相談して乗り越えていこうとあの頃の経験から学んだよ。じゃあまた。

 私は筆を置いた。手紙を書き終わって私は、これからも私の人生は続いていくんだ。と思った。
2024/5/24 21:54:29


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